自転車競技のロードレースにおけるパンチャー (英: Puncheur) とは、距離の短い上り坂で強力なアタック能力をもち、他の選手を引き離す選手である[1]。
この名称が用いられ始めたのは2008年頃からであるため、これ以前の選手については他の区分に入れられている事が多い。
このタイプの選手は、本格的山岳ステージの距離の長い登りではクライマー、平坦の速度ではスプリンターには及ばないが[1]、短い登りでの勝負では名前の通り「パンチ力」のあるアタックを仕掛け両者を置き去りにすることができる。クラシックやワンデイレースにしばしば見られる「丘をいくつも越えてゴール」や「短距離の激坂を登ってゴール」というコースで力を発揮する。
この他、積極的に逃げやアタックを試みる選手は「パンチャー」とされることが多い。