パン・ソニック | |
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基本情報 | |
別名 | パナソニック(Panasonic) |
出身地 | フィンランド・南西スオミ県トゥルク |
ジャンル | |
活動期間 | 1993年 - 2010年 |
レーベル | ミュート・レコード |
旧メンバー |
パン・ソニック(フィンランド語: Pan Sonic)はフィンランドを拠点に活動した、IDMやエレクトロニカといったジャンルに属するグループである。
1993年に結成。初期はミカ・ヴァイニオ (Mika Vainio) とイルポ・ヴァイサネン (Ilpo Väisänen) の2人のメンバーにて構成されていた。1994年に同じくフィンランド人のサミ・サロ (Sami Salo) が加わり3人での活動を始めるが、1996年に兵役のためサミ・サロが去り、2010年の解散まで2人で活動を行った。
音楽的なルーツはスロッビング・グリッスルやアインシュテュルツェンデ・ノイバウテンなどのインダストリアル、ダブやレゲエなど多岐に渡る。彼らの生み出す、緩急自在に変化するビートと電子音を自由自在に加工し歪ませたノイズは、リスナーを激しい音の嵐と静寂が行き交う荒涼とした空間へと誘う。
当初はPanasonicという名前であったが、既にブランド名として使っていたパナソニック(松下電器産業)からのクレームにより現在の名に変更されている。その「抜かさざるを得なかったAの文字」は、1999年のアルバム名に生き残っている。
ファッションショーでの音楽担当を含め複数の来日歴があり、2007年2月にも来日したが、直前になりイルポ・ヴァイサネンがインフルエンザを発病し来日が遅れ、山口市で予定されていたライヴは急遽ミカ・ヴァイニオと灰野敬二との共演となった。パン・ソニックの二人は灰野に対して敬意を表しており、思いがけないところで共演が実現したことになる(なお、のちにヴァイサネンも加わった形で改めて共演し、ライブアルバムを残している。)
なお、解散後2016年にサウンドトラックを発表している。ヴァイニオ、ヴァイサネンの両者は独自に音楽活動を継続し、 今後Vainio/Väisänenとして作品を発表することもありうるとしていた。しかし、2017年5月13日、ミカ・ヴァイニオが急逝したため実現はおそらく不可能となった。
# | 発売年 | タイトル | 備考 |
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Blast First | |||
1st | 1995年 | Vakio | |
2nd | 1997年 | Kulma | |
3rd | 1998年 | Endless | 'Vainio Väisänen Vega'名義。 スーサイドのアラン・ヴェガ(Alan Vega)との共作。 |
4th | 1999年 | A | |
5th | 2001年 | Aaltopiiri | |
6th | 2003年 | V | カナダで行われたメルツバウとの競演を収めたライブアルバム。 |
7th | 2004年 | Kesto | |
Mego | |||
8th | 2005年 | Recurrection River | 「Vega/Vainio/Väisänen(VVV)」名義。 アラン・ヴェガとの共作。 |
Allquestions | |||
9th | 2005年 | Nine Suggestions | 「Duncan/Vainio/Väisänen」名義。 ジョン・ダンカン(John Duncan)との共作。 |
Blast First Petite | |||
10th | 2007年 | Katodivaihe | |
11th | 2009年 | Shall I download A Blackhole And Offer It To You | 灰野敬二との競演を収めたライブアルバム。 |
12th | 2010年 | Gravitoni | |
13th | 2014年 | Oksastus | ライブアルバム |
14th | 2016年 | Atomin Paluu | 同名の映画のサウンドトラック。 公式的にはこれがパン・ソニックとしての「最後」のアルバム。 |
# | 発売年 | タイトル | 備考 |
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Sähkö | |||
1st | 1994年 | Panasonic EP | |
Blast First | |||
2nd | 1996年 | Osasto EP | |
3rd | 1998年 | Arctic Rangers 2 x7 | |
4th | Medal 12 | アラン・ヴェガとの共作。 | |
5th | 1999年 | B | |
6th | Destria (Live) | ||
Kitchen Motors | |||
7th | 2001年 | Motorlab #3 | Barry Adamsonとの共作。 |