パープル・ピープル・イーターズ(Purple People Eaters)はNFLのミネソタ・バイキングスの1960年代末から1970年代末にかけて4度スーパーボウルに出場した当時のディフェンスラインユニットのニックネーム[1][2]。由来はミネソタ・バイキングスのチームカラーの紫(パープル)とシェブ・ウーリーの歌である「Purple People Eater」から来ている。
1969年にバイキングスのディフェンスは前年にボルチモア・コルツが作った失点最少記録144点を更新する133点しか相手チームに許さなかった。この年チームはNFLで35年ぶりとなる12連勝を記録した。1971年にアラン・ペイジが守備選手としてシーズンMVPに選ばれた。彼以外に守備選手でMVPに選ばれたのは1986年のローレンス・テイラーのみである。1968年から1977年までの10シーズンでチームは9回地区優勝を果たし、4回スーパーボウルに出場した[3]。
オリジナルメンバーであったゲイリー・ラーセンの退団後にはダグ・サザーランドがメンバーに加わった[3]。1970年代の強力なディフェンスユニットにはダラス・カウボーイズのドゥームズデイ・ディフェンス、ピッツバーグ・スティーラーズのスティールカーテン、デンバー・ブロンコスのオレンジ・クラッシュ・ディフェンスがある[3]。