ビジターセンター(英: Visitor center)は、国立公園や国定公園などにおいて、その自然(地形・地質・動植物)などの情報を展示・解説し、公園の利用案内を行っている施設のこと。
国立公園や国定公園における自然とのふれあい活動を推進した施設で、環境学習などの機会を提供する場としても利用可能。季節が変わるごとに植物や昆虫の種類もめまぐるしく変わるため、ビジターセンターも季節ごとに楽しめる工夫がなされている。近年ではネットワーク社会の発達により、ホームページを開設しリアルタイムで公園の状況を開示するなど、より利用しやすい環境を整える施設もある。また、専門家を招いての自然体験プログラム(初心者向けコースや健脚コースなど選びやすい種類に分かれていることが多い。要予約制の場合があるため注意が必要)を有料で行うなどの工夫が見られる施設や、増加する外国人観光客向けに英語をはじめとする他言語での解説を行ったり高齢者や身体障害者への配慮が見られる施設も年々充実している。
- 案内
- 国立公園や国定公園における自然や地理、動植物などの案内や、国立公園や国定公園の利用の案内を行っている。
- 情報提示
- 国立公園や国定公園における自然(地形・地質・動植物など)の情報を、ビデオ、写真、または模型などの展示品を使って提供している、また、図書館を併設しているビジターセンターもあり、自然関係の図書を閲覧することが出来る。
- 体験
- 自然体験プログラムを行う。木の実や葉っぱなどの自然の素材を使用した、子ども向けのクラフトのプログラムや、ガイドに沿って山を歩き、自然を解説してもらうプログラムなど、各地のビジターセンターでプログラムの内容は異なる。
- 調査・研究
- ビジターセンターではその土地の動植物を案内・展示すると同時にその動植物の調査・研究も行っている。その母体はビジターセンターの運営団体であったり、有志の団体であったりとビジターセンターによって多様である。
日本のビジターセンターの運営主体は、環境省、地方公共団体(都道府県・市町村)、民間など、さまざまで、単独で運営されているものや、国庫の補助や有志など、さまざまな団体の援助により複合的に運営されているものもある。
- ^ a b c “御嶽山ビジターセンターについて”. 長野県. 2024年1月5日閲覧。
- ^ “「中部山岳国立公園奥飛驒ビジターセンター」をリニューアルオープンします”. 岐阜県. 2024年7月13日閲覧。
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- ^ “グランド・キャニオン・ビジター・センター”. JTB. 2017年6月4日閲覧。
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- ^ “キラウエア・ビジター・センター”. JTB. 2017年6月4日閲覧。
- ^ “オニヅカ・ビジター・センター”. JTB. 2017年6月4日閲覧。
- ^ “ハレアカラ・ビジター・センター”. JTB. 2017年6月4日閲覧。
- ^ “ロイヤルコナビジターセンター”. JTB. 2017年6月4日閲覧。