『ビニース・ザ・マスク』 | ||||
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チック・コリア・エレクトリック・バンド の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | フュージョン | |||
時間 | ||||
レーベル | GRPレコード | |||
プロデュース | チック・コリア、ジョン・パティトゥッチ、デイヴ・ウェックル | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チック・コリア アルバム 年表 | ||||
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『ビニース・ザ・マスク』(Beneath the Mask)は、チック・コリア率いる「チック・コリア・エレクトリック・バンド」が1991年に発表した、同バンドの名義では5作目に当たるスタジオ・アルバム。フランク・ギャンバレおよびエリック・マリエンサルの加入後としては4作目に当たる。
エレクトリック・バンド名義の前々作『アイ・オブ・ザ・ビホルダー』および前作『インサイド・アウト』のレコーディングでは、コリアはアコースティック・ピアノも使用したが、本作では全編にわたりエレクトリック・キーボードを使用した[3]。「リトル・シングス・ザット・カウント」はスパイク・ミリガンに捧げられた曲で、「99・フレイヴァーズ」はコリアが本作のレコーディングで使用した「ヤマハ・SY99」に捧げられた曲である[4]。
エレクトリック・バンドは本作を最後に、コリアとエリック・マリエンサル以外のメンバーが交替するが[5]、2004年のアルバム『トゥ・ザ・スターズ』では、本作までのラインナップが再結集した[6]。
『ビルボード』のコンテンポラリー・ジャズ・アルバム・チャートでは2位に達した[7]。
スコット・ヤナウはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「一部の曲は記憶に残らないため、過去何作かの水準には達していない」と評している[2]。Josef Woodardは1991年9月6日付の『エンターテインメント・ウィークリー』誌のレビューでBを付け「簡潔で率直で口ずさみやすいラテン系のメロディが押し出され、エレクトリック・バンドがここ数年発表してきた作品の中では、特に分かりやすく爽やかである」と評している[8]。また、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「本作のポイントはポップ・フィーリング。強いて言えば攻撃性が薄れ、以前よりチャートの動向を意識した」と評されている[1]。
特記なき楽曲はチック・コリア作曲。