ビョルン・エンヴァール(Björn Envall、1942年 - )は、スウェーデンのカーデザイナーである。
エンヴァールは1942年に生まれ、引退するまでサーブのデザイン部門のトップを務めた。 エンヴァールは実務修習生としてサーブに入社し1960年代にシクステン・セゾンの下で、特にサーブ・99や不運のサーブ・カテリーナ(スポーツカー)のデザイン作業でセゾンのサポートをした。実際のところサーブにより受け入れられなかったその作品の後で、彼は(紙の上でだけであったが)より進歩的な2座席スポーツカーをデザインしたが、それは結局生産されることは無かった。
オペルで短期間(2年間)過ごした後、1969年にエンヴァールはサーブでセゾンの後を継いだ。 彼は1992年までその地位にいた。その間のエンヴァールの作品はサーブ・EV-1、サーブ・98、サーブ・99 コンビクーペ、サーブ・900、900 コンバーチブルであった。 エンヴァールは、後にサーブ・9000となるフィアットとの共同プロジェクトも指導した。 ゼネラルモーターズに吸収される前の1988年、エンヴァールはオリジナルの“新世代”の900をデザインした。 エンヴァールは、僅かなリソースからでも素晴らしいデザイン作品が生み出せることを立証した。