ビリー・ヒル

ビリー・ヒル
Billy Hill
ビリー・ヒル(1933年)
基本情報
出生名 William Joseph Hill
生誕 (1899-07-14) 1899年7月14日
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 マサチューセッツ州ボストン
死没 (1940-12-24) 1940年12月24日(41歳没)
ジャンル ウェスタン・ミュージックカントリージャズ
職業 ソングライター、ミュージシャン
ジャッキー・ケイン/ロイ・クラールによる「The Glory of Love」のシングル(時期不明)

ビリー・ヒルBilly Hill1899年7月14日 - 1940年12月24日)は、アメリカ合衆国ソングライターヴァイオリン奏者ピアニスト

「They Cut Down the Old Pine Tree」「The Last Roundup」「Wagon Wheels」「Empty Saddles」などのウェスタン・ミュージックの歌を書いて名声を築いた。

一番人気があるのは「The Glory of Love」で、ベニー・グッドマン(1936年)、カウント・ベイシー(1937年)、ペギー・リー(1959年)、ディーン・マーティン(1966年)、トム・ラッシュ(1968年)、エディ・アーノルド(1969年)、ウィズ・ジョーンズ(1970年)、オーティス・レディング、ファイヴ・キーズ、ポール・マッカートニー(2012年)がカバーし、ベット・ミドラーが映画『フォエバー・フレンズ』で歌った。

生い立ち

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ウィリアム・ジョセフ・ヒル (William Joseph Hill)として1899年にボストン近郊のジャマイカ・プレインで生誕。ニューイングランド音楽院でヴァイオリンをカール・ムックに師事し、ボストン交響楽団で演奏。17歳で故郷を去り、モンタナ州カウボーイとして、カリフォルニア州デスヴァレーで測量技師や採掘士として仕事した。その後、音楽の世界に戻り、ダンスホールでヴァイオリンやピアノを弾くようになり、自身のジャズ・バンドユタ州ソルトレイクシティで結成した[1]

ソングライターとしての経歴

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1930年、ニューヨークに移住、別の仕事をしながらソングライターとしての成功を目指した。

1933年に最初のヒット曲「The Last Roundup」を書いた。パラマウント劇場でジョー・モリソンによって紹介され、最終的に1933年のヒット・パレードとなった。この曲の成功が、ビリー・ヒルをティン・パン・アレーの最も成功した作家の一人となることへと導いた[1]

ピーター・デローズ、妻のデデット・ヒル、ヴィクター・ヤング、ウィリアム・ラスキン、エドワード・エリスクJ・キーアン・ブレナンなどと共作し、「They Cut Down the Old Pine Tree」「Have you ever Been Lonely」「Wagon Wheels」「Empty Saddles」「In the Chapel in the Moonlight」「The Call of the Canyon」「On a Little Street in Singapore」「The Old Man of the Mountain」「The Old Spinning Wheel」「Lights Out」「There's a Cabin in the Pines」「Put on an Old Pair of Shoes」「Lights Out」「The Glory of Love」などがヒットした[1]

ジョージ・"ファンキー"・ブラウン (George "Funky" Brown)名義で「Have You Ever Been Lonely?」や「That's When Your Heartaches Begin」を書き、後にインク・スポッツエルヴィス・プレスリーがヒットさせた。

1940年のクリスマス・イヴボストンで亡くなった。41歳だった[1]

受賞

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  • ソングライターの殿堂
  • ナッシュビル・ソングライターの殿堂

作品

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脚注

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  1. ^ a b c d Billy Hill Biography”. Songwriters Hall of Fame. July 21, 2012閲覧。
  2. ^ Billy Hill Song Catalog”. Songwriters Hall of Fame. July 21, 2012閲覧。

外部リンク

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