ビーチクラフト トラベルエア(Beechcraft Travel Air) は、ビーチ・エアクラフト社が開発した双発レシプロ軽飛行機。
ボナンザをベースに双発化した機体で、ボナンザとツイン・ボナンザの間を埋める機体として開発された。そのため、ツイン・ボナンザよりもやや小型である。機体名は当初バジャー(Badger)と命名されていたが、ツポレフ Tu-16爆撃機のNATOコードネームに使用されていたことを知り、トラベルエアへと変更になった経緯がある。
最初のタイプであるモデル95は1956年8月6日に初飛行し、翌年6月18日に形式証明を取得した。その後、キャビンを延長したモデルB95、エンジンを強化したモデルB95A、機首を延長したモデルD95A、そして最終型となるモデルE95と改良されていった。
生産は1967年に終了し、改良型のバロンに後を譲った。総生産数は720機。