ピアッジョ P.148
ピアッジョ P.148(Piaggio P.148)は、ピアジオ・エアロ・インダストリーズ(ピアッジョ社)で設計、生産された1950年代のイタリアの単葉、複座初等/曲技飛行用練習機である。
P.148は、固定式降着装置付の全金属製の片持ち式低翼単葉機である。2名の乗員は並列に座り、オプションで3人目の席が設けられた。1951年2月12日に初飛行を行い、イタリア空軍によるテストの後で空軍の初等飛行学校向けとして発注された。4座型がP.149として開発された。
イタリア空軍からの受注には成功したが、全ジェット機訓練計画の導入により機体は現場から引き揚げられた。パイロットの選別にピストンエンジン付の初等練習機の必要性が認識され、1970年にP.148は再度現場に復帰した。数機が練習機としてソマリア空軍へ売却された。
The Illustrated Encyclopedia of Aircraft (Part Work 1982-1985), 1985, Orbis Publishing, Page 2714 より