ピッキオ・ダル・ポッツォ Picchio dal Pozzo | |
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出身地 |
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ジャンル |
プログレッシブ・ロック カンタベリー・ロック |
活動期間 | 1976年 - |
公式サイト |
www |
ピッキオ・ダル・ポッツォ(Picchio dal Pozzo)は、1976年にジェノヴァで結成されたイタリアン・プログレッシブ・ロック・バンドである。
ピッキオ・ダル・ポッツォの活動はかなり飛び飛びだったが、約40年(1976年-2011年)の間に、5枚のアルバムが発表された。バンドのスタイルは、イタリアン・プログレッシブ・ロック・シーンにおいてはまったく型破りなものであり、カンタベリー・シーンとジャズ・ロック/アバンギャルドという両方(ソフト・マシーン、ヘンリー・カウ、フランク・ザッパなど)からの影響を示している[1][2]。「ピッキオ・ダル・ポッツォ」という(本質的に意味のない)名前(文字通りの意味だと「井戸からキツツキ」)は、バンド・メンバーの一人が、井戸のそばにいる羽を持ち鎧を着た騎士のことを描いたアートワークを作成したときに生まれた。「ピッキオ・ダル・ポッツォ」は、その騎士の名前として提案されたものだった[3]。
バンドが商業的な成功を収めることはなかったが[4]、彼らの作品は常に批評家によって賞賛されてきた。デビュー作となる同名アルバムの『ピッキオ・ダル・ポッツォI』(1976年、ロバート・ワイアットに捧げられている)[2]は、「イタリアン・ロック・ミュージックのマイルストーン」として記述されており[5]、最も評価の高い作品となっている[4]。
彼らのセカンド・アルバム『2ND (人それぞれに人生の問題をかかえているものさ)』はさらに実験色が濃くなり、ザッパ、ヘンリー・カウ、マフィンズ、ナショナル・ヘルスと比較された[6][7]。
『2ND (人それぞれに人生の問題をかかえているものさ)』発表後にピッキオ・ダル・ポッツォが解散してからというもの、1970年代に活動した多くのプログレッシブ・ロック・バンドがリバイバル志向のレーベルによって「再発見」され、2000年代初頭、ピッキオ・ダル・ポッツォの作品群も、『ねじれた小部屋の風景』というタイトルで発表された未公開音源を集めたCDとともに再発が行われた。バンドはまた、プログレッシブ・ロックのイベントでライブ演奏するために再結成を果たした。2004年に、彼らは1980年以来となるオリジナルのレコーディング作品『ピクニック』を公開した。これは、アバンギャルド/ジャズ・シンガーのデメトリオ・ストラトスをフィーチャーしてレコーディングしたものを再調整した未発表作品に基づいている[8]。
バンドはいまだ活動中であり、2011年にライブ・アルバムを発表した。