PSNRの最も簡単な定義はモノクロの2つの m×n の画像 I と K において、一方の画像が他方の画像よりもノイズにより劣化したものと見なされる時に、平均二乗誤差(MSE)を以下とした場合:
PSNRの定義は次の通り:
ここに、MAX I は画像が取りうる最大ピクセル値である。ピクセルが1サンプルあたり8ビットで表現されている場合、MAX I の値は255である。より一般的な表現をするなら、サンプルあたりBビットのリニアPCMで量子化[注釈 3]されている時、MAX I は 2 B -1 である。ピクセルごとに3つのRGB値を持つカラー画像についてのPSNRの定義は、MSEが、各色の差を2乗した物の総和を、画像サイズのさらに3で割ることを除いて同じである。他にも、YCbCrやHSLなど異なる色空間に変換されたカラー画像については、PSNRはそれぞれの色空間の各成分について計算する[3][4][5]。
^Huynh-Thu, Q.; Ghanbari, M. (2008). “Scope of validity of PSNR in image/video quality assessment”. Electronics Letters44 (13): 800. doi:10.1049/el:20080522. ISSN00135194.
^Thomos, N., Boulgouris, N. V., & Strintzis, M. G. (2006, January). Optimized Transmission of JPEG2000 Streams Over Wireless Channels. IEEE Transactions on Image Processing , 15 (1).
^Xiangjun, L., & Jianfei, C. Robust transmission of JPEG2000 encoded images over packet loss channels. ICME 2007 (pp. 947-950)。School of Computer Engineering, Nanyang Technological University.