『ファイト・フォー・ザ・ロック』 | ||||
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サヴァタージ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ヘヴィメタル、パワーメタル | |||
時間 | ||||
レーベル | アトランティック・レコード | |||
プロデュース |
スティーヴン・ガルファス エグゼクティヴ・プロデューサー:リック・スミス、スティーヴン・マチャット | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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サヴァタージ アルバム 年表 | ||||
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『ファイト・フォー・ザ・ロック』(Fight for the Rock)は、アメリカ合衆国のヘヴィメタル・バンド、サヴァタージが1986年に発表したスタジオ・アルバム。フル・レングスのスタジオ・アルバムとしては3作目に当たる。
新ベーシストのジョニー・リー・ミドルトンを迎えて制作された[2]。使用スタジオはアルバムのクレジットに明記されていないが、レコーディングはロンドンで行われた[3]。本作のプロデューサーのスティーヴン・ガルファスは、過去にミートローフやジョン・ウェイト等の作品を手掛けた[4]。
「デイ・アフター・デイ」はバッドフィンガーのカヴァーで、本作のレコーディングが行われたスタジオには、オリジナル・ヴァージョンで使用されたピアノがあり、それがきっかけで取り上げられたという[3]。また、「ウィッシング・ウェル」はフリーがアルバム『ハートブレイカー』(1973年)で発表した曲のカヴァー。「アウト・オン・ザ・ストリーツ」は、デビュー・アルバム『サイレンズ』(1983年)からの曲のセルフ・カヴァーである[5]。
レーベルからの圧力によりコマーシャルな作風となったため、バンド自身は本作を気に入っておらず、1989年以降のライヴでは本作からの曲は演奏されていない[3]。ただし、「ジ・エッジ・オブ・ミッドナイト」は『ストリーツ・ア・ロック・オペラ』(1991年)リリース後のツアーで、イントロダクションとして流された[3]。
バンドは本作で初のBillboard 200入りを果たし、最高158位を記録した[1]。Geoff Orensはオールミュージックにおいて5点満点中1.5点を付け、「デイ・アフター・デイ」のカヴァーに関して「明らかな失策」、「アウト・オン・ザ・ストリーツ」のセルフ・カヴァーに関して「『サイレンズ』における生々しいヴァージョンの方が遥かに良い」と批判し、アルバム全体に関して「ありがたいことに、バンドはこのレコードの後、音楽的アプローチについて考え直した」と評している[2]。
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