ファスター・プシィキャット!キル!キル! | |
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Faster, Pussycat! Kill! Kill! | |
監督 | ラス・メイヤー |
脚本 |
ラス・メイヤー ジャック・モラン |
製作 | ラス・メイヤー |
出演者 |
トゥラ・サターナ ハジ ロリ・ウィリアムズ スーザン・バーナード |
音楽 | ポール・ソーテル |
撮影 | ウォルター・シェンク |
編集 | ラス・メイヤー |
配給 | シネマキャッツ |
公開 |
1965年8月6日 1994年4月1日 |
上映時間 | 83分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
『ファスター・プシィキャット!キル!キル![1]』(Faster, Pussycat! Kill! Kill!)は、ラス・メイヤーがジャック・モランと脚本を共同執筆し、監督した1965年のアメリカ合衆国の映画。主演はトゥラ・サターナ、ハジ、ロリ・ウィリアムズ。
映画は、理由のない暴力、セクシュアリティ、扇情的な性役割、キッチュな会話を呼び物にしている。これは有名なカルト映画となり、大衆文化の中で広く言及された。
メイヤー作品の中でも挑発的なタイトルの、きわどいエクスプロイテーション映画の一つであるが、大部分の彼の映画とは異なり、露骨なヌードシーンは無い。
ヴァーラ(サターナ)をリーダー格とする、3人組のゴーゴーダンサー(ヴァーラ、ロージー(ハジ)、ビリー(ウィリアムズ))は、スリルを求めて砂漠を疾走していた。彼女たちはトミー(レイ・バーロウ)とリンダ(スーザン・バーナード)という若いカップルに出会った。トミーと3人組は言い争いの末、カーレースをすることになった。狡猾な手を使い勝利をもぎ取ったヴァーラに嘲られ、トミーはヴァーラに掴み掛かるが、逆にヴァーラに素手で首をへし折られ殺害されてしまう。一部始終を目撃していたリンダは失神した。ヴァーラはリンダに薬物を投与して、連れて行くことにした。
長く荒涼としたハイウェイを進む4人組は、年老いた従業員(ミッキー・フォックス)のいるガソリンスタンドに停車した。給油の間に彼女たちは両足が不自由な老人(スチュアート・ランカスター)とベジタブルと呼ばれる彼の筋骨たくましい知恵遅れの息子(デニス・ブッシュ)に会った。スタンドの従業員は、老人が列車事故で不具となり、多額の和解金を受け取ったこと、老人が銀行を信用しておらず、その大金をどこかに隠しているらしいことを彼女たちに話した。これを聞いて、ヴァーラは老人から金を強奪する計画を立てる。
老人は2人の息子(ベジタブルとその兄カール(ポール・トリンカ))と一緒に寂れた屋敷に暮らしていた。老人は列車に乗り遅れそうな若い女性を助けようとして、誤って事故に遭い半身不随となったが、その女性が平然と次の列車に乗って立ち去ったことから、若い女性を憎悪していた。また、あまりにも巨躯の次男ベジタブルを出産したため、妻が亡くなったことから、この次男も嫌っており、体のいい道具として扱っていた。ベジタブルとの会話では、彼に指図して女性を殺害した過去があることも仄めかされている。ヴァーラたち3人組はリンダを連れ、招かれざる客として、老人の屋敷に乗り込む。