ジャンル | アクションRPG |
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対応機種 | ファミリーコンピュータ |
開発元 | トーセ |
発売元 | バンダイ |
プロデューサー | 橋本名人 |
ディレクター |
東海林隆 かみやはるき 大久保悌伸 |
デザイナー | 荻野目洋 |
シナリオ | 杉本則之 |
プログラマー |
あさくさNABE TRACY KAZUYA |
音楽 |
安達春樹 ペルー |
シリーズ | ファミコンジャンプシリーズ |
人数 | 1人 |
メディア | 3メガビットロムカセット[1] |
発売日 |
1989年2月25日 [2] |
アスペクト比 | 4:3 |
売上本数 |
約110万本 |
『ファミコンジャンプ 英雄列伝』(ファミコンジャンプ ヒーローれつでん)は、バンダイより発売されたファミリーコンピュータ用のアクションロールプレイングゲーム[3]。
集英社の漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』の創刊20周年を記念して発売された、同誌の歴代漫画キャラクターが共演するクロスオーバー作品である。主人公(デフォルト名は"はしもと"で、「橋本名人」からきている)は『ジャンプ』の読者であり、ピッコロ大魔王(『ドラゴンボール』)によって支配されようとしているジャンプワールドをヒーローたちとともに救うことが使命である。
ジャンプワールドは5つのエリアに分かれており、さらに現代の世界と過去の世界とがある。各エリアで仲間になるヒーローたちは活躍できるエリアが決まっており、エリア外へ連れて行くことはできない。また、対戦型格闘ゲーム形式のボスとの戦闘やシューティングゲーム、スポーツゲーム、レースゲームの要素を取り入れたミニゲームがゲーム中の各所に盛り込まれている。ピッコロ大魔王を倒すと、ジャンプヒーロー16人とジャンプ作品の悪役13人がRPGのようなコマンドバトル形式で激突する「最終決戦」があり、この決戦を勝ち抜けばエンディングとなる。
本作のプロデューサーである橋本真司(橋本名人)が週刊少年ジャンプ編集部に持ち込んだ企画であり、ジャンプ編集者の鳥嶋和彦が「アニメ化していない作品はゲームにもならず作家の印税収入も増えないため、そういう漫画も入れてゲーム化することによって作家にお金が入るようにしたい」と編集部を説得したことで企画が実現した[4]。
ソフトは当時としては珍しく玩具店のみならず、コンビニエンスストアや書店でも発売された。
本作では通常のファミコンカートリッジより縦の幅が2倍ほど長く、「FAMICOM JUMP」「BANDAI」と刻印された独自の形状のカートリッジを採用している。
続編として『ファミコンジャンプII 最強の7人』(1991年)が発売された。作風は大きく変更されているが、カートリッジの形状は本作のものを引き継いでいる。
現在のフィールドには、ドラゴンボールが落ちていることがある。ドラゴンボールは通常は見えないが、ドラゴンボールがある場所の近くでAを押すと発見できる。ありかに関してはドラゴンレーダーを使って探索できる。7つ揃えるとアイテムとして使えるようになり神龍を呼び出して死んでしまったヒーローをエリア問わずに全員生き返らせることができる。なお、一度使用すると飛び散るので再度集め直す必要がある。
特定の場所に行くとミニゲームが発生する。ミニゲームはボスと対決する決戦ゲームとそれ以外のゲームに分かれている。前者は失敗すると対戦したヒーローが死ぬ。後者は死亡ペナルティはないものの、心が悪に近づく。
各ヒーローたちはそのエリアから出ることができず、その場で別れる[6]。
本作のうち、以下のヒーロー(およびその作品のキャラクター)が『ファミコンジャンプII』にも引き続き登場した。
また、本作では脇役だった両津勘吉が主役に昇格している。
太字は各面の大ボス。◎印は、格闘風ミニゲームで戦うボス。※印は、シューティング風ミニゲームで戦うボス。☆印は、最終決戦でも登場するボス。
ピッコロ大魔王の上に君臨する13人の反逆同盟。戦闘は1対1のRPG風となっている。主人公は戦闘に参加できず、戦闘ごとにヒーローの中から1人を選ぶ。基本的には誰でも選べるが、中には相手またはヒーローが拒否して選べない組み合わせもある。キャラクターごとに相性の差があり、また技に対する特殊なリアクションが用意されている場合もある。BGMが第11戦から異なる曲に変わる。また、戦闘中にキャラクター交替(敗退による交替も含む)をすると敵側の体力が全回復する。
下記以外にも、ザコキャラクターの姿は毒鬼警部[8](ついでにとんちんかん)やジードのメンバー[9](北斗の拳)、海坊主ファルコン[10](シティーハンター)、銀狐[9](シティーハンター)、レッドリボン軍兵士[9](ドラゴンボール)、楽京大学の極悪学生[9](魁!!男塾)、聖域の雑兵[9](聖闘士星矢)、ペルセウス星座のアルゴル[9](聖闘士星矢)、石仮面の男(ジョジョの奇妙な冒険)、ハルパスの子供(ゴッドサイダー)など、原作の登場キャラクターたちの姿が基になっている(ただし、一度に何人も同時出現する)。攻撃パターンはヒーローに接近してパンチを仕掛ける、一定の距離を保ちながら弾を出す(一部の敵の弾は障害物に当たると消える)、直線のみの移動でヒーローと座標が合うと高速で接近してパンチを仕掛けるの3つ。
評価 | ||||||||||
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項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
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得点 | 3.90 | 3.12 | 2.87 | 3.29 | 2.79 | 3.56 | 19.53 |