「ファースター」 | ||||
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ジョージ・ハリスン の シングル | ||||
初出アルバム『慈愛の輝き』 | ||||
B面 | 永遠の愛 | |||
リリース | ||||
ジャンル | ロック | |||
レーベル | ダーク・ホース | |||
作詞・作曲 | ジョージ・ハリスン | |||
プロデュース |
ジョージ・ハリスン ラス・タイトルマン | |||
ジョージ・ハリスン シングル 年表 | ||||
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「ファースター」(Faster)は、1979年7月13日に発売されたジョージ・ハリスンのシングルである。
アルバム『慈愛の輝き』から、イギリス限定シングルとしてリリースされたが、チャート・インは果たせなかった。ジョージは、この曲ではボーカルとギターの他にベースも演奏している[1]。初回盤のみピクチャーディスク仕様。
ジョージは、1977年には曲作りもせずにF1観戦に出かけていたほどF1を愛しており[1]、そのことが反映された楽曲。F1カーのエンジン音等が効果音として取り入れられ、さながらF1賛歌であるが、ジョージ本人は「人生の比喩」として歌詞を書き、自伝では「レースに限定していない」「どんな職業でも当てはまる」とコメントしている[2]。
『慈愛の輝き』のブックレットには、この曲はジャッキー・スチュワートとニキ・ラウダにインスパイアされたというクレジットが記載され、曲名はジャッキーの本が元になっている[1][2]。この2人はミュージック・ビデオにも登場。ジャッキーが運転する車の後部座席でジョージがギターを弾きながら歌う場面もある。分かりにくいがこの部分はモナコグランプリのコースになっているモンテカルロ市街地で撮影されている。また、『慈愛の輝き』のレコーディング中にイタリアグランプリで事故死したロニー・ピーターソンにも捧げられている[1]。本シングルの売り上げは、グンナー・ニルソンが設立した癌基金に寄付された[3]。