フリアント(チェコ語: Furiant)は、ポルカ、ソウセツカー同様、チェコの民族舞曲の一種。
楽譜上は3拍子で書かれているが、実際には主要なフレーズが<2+2+2+3+3>で開始され、その後に3拍子の音楽が続く。この変則的なリズムと急速なテンポが相俟って、力強く推進力があり、且つ激しい曲想を聴く者に印象付ける。
実例としては、ドヴォルザークのスラヴ舞曲集Op.46の第1曲をはじめ、スメタナやフィビフのピアノ作品にも使われている。またドヴォルザークは、フリアントと哀歌ドゥムカを組み合わせて使うことが多い。