フロリダ (モニター)

艦歴
発注
起工 1899年1月23日
進水 1901年11月30日
就役 1903年6月18日
退役 1922年3月24日
その後 1922年7月25日にスクラップとして売却
除籍
性能諸元
排水量 3,225トン
全長 252 ft (77 m)
全幅 50 ft (15.2 m)
吃水 12 ft 6 in (3.8 m)
機関
最大速 12ノット (22 km/h)
乗員 士官、兵員220名
兵装 12インチ砲2門、4インチ砲4門、6ポンド砲2門

フロリダ (USS Florida, M/BM-9) は、アメリカ海軍モニター艦。アーカンソー級モニターの1隻。艦名はフロリダ州に因む。その名を持つ艦としては4隻目。

艦歴

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フロリダは1899年1月23日にニュージャージー州エリザベスポートクレセント造船所で起工した。1901年11月30日にS・ウッドによって命名、進水し、1903年6月18日に艦長J・C・フリーモント中佐の指揮下就役した。

就役後フロリダは沿岸戦隊に配属され、海軍兵学校生の夏季訓練巡航や、東海岸沿いおよびカリブ海での作戦活動に従事した。1906年9月3日にはロングアイランドオイスターベイで行われたルーズベルト大統領による観閲式に参加し、その4日後に海軍兵学校に帰還、再び訓練任務に従事する。1906年9月11日に予備役に置かれるが、1907年6月7日から8月3日まで現役任務に復帰し海軍兵学校生の夏季巡航に従事、1908年5月21日から6月19日までは砲術訓練を行った。

戦艦に州の名を命名するため、フロリダは1908年7月1日にタラハシー (USS Tallahassee) と改名された。1910年8月1日、タラハシーは予備役に置かれ、定期的な砲術訓練および潜水母艦としてパナマ運河地帯ノーフォークでしばしば活動した。1911年3月22日には標的艦のサンマルコス (San Marcos) を撃沈した。第一次世界大戦中は潜水母艦としてパナマ運河地帯、バージン諸島バミューダで活動し、1918年12月3日にチャールストン海軍工廠で退役した。1920年2月19日に第6海軍管区の訓練艦として配属され、1920年9月3日から1922年3月24日まで使用された。

タラハシーは1921年7月20日に IX-16 (雑役船)に指定され、1922年3月24日に完全に退役し、1922年7月25日にワシントンD.C. のアミュニション・プロダクツ株式会社に売却された。

外部リンク

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