『フール・フォー・ザ・シティ』 | ||||
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フォガット の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | アメリカ合衆国バーモント州シャロン・トレッダー・スタジオ | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ベアズヴィル・レコード | |||
プロデュース | ニック・ジェイムソン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
カナダ・トップ・アルバム/CD(RPM誌) 85位[2] 米国ビルボード 23位[3] | ||||
ゴールドディスク | ||||
米国RIAA プラチナ(100万枚)[4] | ||||
フォガット アルバム 年表 | ||||
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『フール・フォー・ザ・シティ』(Fool for the City)は、イギリスのロック・バンド、フォガットの5作目となるアルバム。1975年9月15日にリリースとなった。
彼らの代表曲となったタイトル曲および「Slow Ride」が収録された本作は、彼らにとって初めてのプラチナ認定を受けたアルバムとなった。また本作は、オリジナル・メンバーのベーシスト、トニー・スティーヴンズの脱退後初の作品でもある。
プロデューサーのニック・ジェイムソンがベースおよびキーボードを担当し、彼はアルバム最後に収録された「Take It or Leave It」をデイヴ・ぺヴァレットと共作している。ジェイムソンは裏ジャケットの写真に写っているが、彼が本作を従えてフォガットとツアーに出たかは確認されていない。本作のリリース直後、新たなベーシスト、クレイグ・マクレガーが加入したが、ジェイムソンはその後20年の間に断続的にバンドのプロデューサー、レコーディング・エンジニアを務めている。
アルバム・ジャケットにはドラマーのロジャー・アールがニューヨークのマンハッタン、イースト・ヴィレッジのフォガットの米国の事務所の所在地、イースト・11番ストリート(2番アヴェニューと3番アヴェニューの間)の近所のマンホールに向かって箱に腰掛け、釣りをしている様子が写っている。裏ジャケットには、アールの様子を懐疑的な目で眺める見物人たちとバンドの他のメンバーたちが捉えられている。バンドのメンバーたちは彼に何をしているのか尋ねているか、やめさせるために説得しているように見える。2014年のインタビューでアールはこの写真が撮影された状況について次のように語っている:
「 | あれは日曜の朝で、俺は睡眠を取っていなかった。(中略)ニック・ジェイムソンのアイデアだったんだ。(中略)俺が釣り好きだったからね。俺たちはマンホールの蓋を開けて、俺が箱に座った。すぐさまニューヨーク市警がパトカーでやってきたよ。彼らは俺たちを見ながら車の窓ガラスを下ろした。俺たちは「やっべえ」と思ったけど、彼らは「おい!お前らは釣りの免許を持っているのか?」と大声で声をかけてきて、それから笑い出したんだよ。彼らはこちらにやってきて「お前ら一体何をしているんだ?」なんて言ってきた。彼らは俺に手錠をかける写真を何枚か撮って去っていったよ。ニューヨーク市警の連中は最高だね[5]。 | 」 |
プロダクション