2012年7月29日 | |
基本情報 | |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | ジョージア州ウォルトン郡モンロー |
生年月日 | 1983年9月16日(41歳) |
身長 体重 |
6' 0" =約182.9 cm 210 lb =約95.3 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 一塁手、外野手 |
プロ入り | 2002年 MLBドラフト8巡目(全体238位)でボストン・レッドソックスから指名 |
初出場 | 2007年8月6日 ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム戦 |
年俸 | $3,750,000 (2017年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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ブランドン・ダグラス・モス(Brandon Douglas Moss, 1983年9月16日 - )は、アメリカ合衆国ジョージア州ウォルトン郡モンロー出身のプロ野球選手(一塁手または外野手)。右投左打。現在はフリーエージェント。愛称はモス・ドッグ[2]。
2002年のMLBドラフトでボストン・レッドソックスから8巡目(全体238位)で指名され、プロ入り。それまでは投手兼二塁手としてプレーしていたが、内野手として入団した。
2006年にはAA級ポートランド・シードッグスで133試合に出場し、打率.285・12本塁打・83打点を記録。
2007年はAAA級ポータケット・レッドソックスでプレーしていたが、忌引休暇でチームを離れたエリック・ヒンスキーに代わって8月6日にメジャー初昇格。同日のロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム戦で、4回裏からマニー・ラミレスに代わって左翼手の守備に入りメジャーデビュー。8月10日にヒンスキーの復帰によりAAA級ポータケットに降格するが、その後は再昇格を見通して右翼手以外にも左翼手、中堅手、一塁手として出場した。ロースターが40人に拡大された9月1日にメジャー再昇格。レッドソックスの外野陣はマニー・ラミレス、J.D.ドリュー、ココ・クリスプ、ジャコビー・エルズベリーらがいたため層が厚く、出場のチャンスに恵まれない中で15試合に出場し打率.280を記録した。
2008年3月25日、東京ドームで行われたオークランド・アスレチックスとのメジャー開幕戦では、6番右翼手でスタメン出場(試合前の打撃練習で腰の張りを訴えたJ.D.ドリューの代役として出場)。6回表にタイムリーヒットを打ってアスレチックスの先発ジョー・ブラントンをマウンドから引きずり降ろし、1点を追う9回表には抑えのヒューストン・ストリートから自身メジャー初本塁打となる起死回生の同点本塁打を打つ活躍を見せ、レッドソックスの開幕戦の勝利に大きく貢献した。
2008年シーズン中、トレード期限となった7月31日にマニー・ラミレス、ジェイソン・ベイを軸としたロサンゼルス・ドジャース、ピッツバーグ・パイレーツそしてレッドソックスの3球団による三角トレードが成立し、クレイグ・ハンセンと共にピッツバーグ・パイレーツへ移籍し[3]、ベイの代わりの外野手として起用される。
2009年は開幕戦スタメンこそ勝ち取るもののギャレット・ジョーンズ、デルウィン・ヤングの台頭もあり、ピンチヒッターとしての起用が多くなる。
2010年はスプリングトレーニングから不振のため、ほとんどをマイナーで過ごす。
2011年にフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約。9月に昇格するが出場はほとんど無く、シーズン終了後にFAとなった。
2011年12月1日にオークランド・アスレチックスとマイナー契約を結んだ。
2012年6月6日に昇格し、昇格後9試合で4試合連続を含む6本塁打を放ち不振にあえぐ打線のカンフル剤となった。結局、シーズン通して一塁手としてクリス・カーターとのプラトーン起用されながら265打数でチーム3位の21HR、OPS.954とチームの地区優勝に大きく貢献した。
2013年は、一塁ないし右翼のレギュラーに定着し、145試合に出場。自身初の30本塁打・80打点のラインをクリアし、大砲としてチームに貢献した。30本塁打は、ア・リーグ8位タイの数字だった。守備成績は一塁でも右翼でも芳しくなく、一塁は111試合で7失策・守備率.990・DRS - 12、右翼は27試合で1失策・守備率.978・DRS - 4という内容だった。
2014年1月17日にアスレチックスと410万ドルの1年契約に合意した[4][5]。この年は、自身初めてMLBオールスターに選出された。レギュラーシーズンの成績を、前年を僅かに更新する自己ベストの147試合に出場。2年連続で打率を落として.234だったが、25本塁打を放って81打点を叩き出し、3年連続20本・2年連続80打点のラインをクリアした。喫した三振153は、自己ワーストを更新してしまった。守備では、2013年以上にプラトーン性が強くなり、67試合で一塁、56試合で左翼、34試合で右翼を守った。一塁では5失策・守備率.990・DRS - 4と相変わらず良くない内容だったが、左翼では±0、右翼では + 6のDRSを記録し、外野守備では健闘した。
2014年12月8日にジョーイ・ウェンドルとのトレードで、クリーブランド・インディアンスへ移籍した[6]。
2015年1月16日に球団と年俸調停を回避し1年総額650万ドルで契約を結んだ[7]。ここでは右翼手のレギュラー格として起用され、移籍するまでに94試合に出場。持ち前のパワーを発揮して17二塁打・15本塁打と長打を量産したが、打率.217・106三振とミート面では芳しくなかった。右翼手の守備は79試合で守りに就き、4失策・守備率.975・DRS - 3という成績で安定感を欠いた。また、10試合で一塁手も守った。
2015年7月30日にロブ・カミンスキーとのトレードで、セントルイス・カージナルスへ移籍した[8]。
加入後は51試合に出場し、打率は移籍前より上昇して.250だったが、4本塁打・8打点という物足りない数字に終わった。カージナルスでは主に一塁を守り(32試合)、無失策でDRS +1という堅実な成績をマークした。外野では、右翼手(3試合)よりも左翼手(10試合)を多く守った。なお、インディアンス時代との通算では、145試合の出場で打率.226・19本塁打・58打点という成績で、3年連続で続けていた20本塁打以上が途切れた。
2016年は128試合に出場すると4年ぶりに規定打席に届かなかったが、打率.225・28本塁打・67打点・1盗塁という成績で、自身2番目に多い28本塁打をマーク。オフの11月3日にFAとなった[9]。
2017年2月1日に2年総額1200万ドル(2019年のオプション付き)でカンザスシティ・ロイヤルズと契約した[10]。この年は118試合に出場して打率.207・22本塁打・50打点・2盗塁の成績を残した。
2018年1月29日にジェシー・ハン、ヒース・フィルマイヤーとのトレードで、ライアン・バクターと共にアスレチックスへ移籍した[11]。3月4日に ハイロ・レイバートの加入に伴いDFAとなり、6日に自由契約となった[12][9]。
速球を得意とするパワーヒッターであり[13]、2012年から3年連続で20本塁打以上を放っている。一方で三振が多く、同期間中は出場試合数とほぼ同数の三振を喫している。守備能力はあまり高くないため、一塁手・左翼手・右翼手で起用される。
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2007 | BOS | 15 | 29 | 25 | 6 | 7 | 2 | 1 | 0 | 11 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 6 | 1 | .280 | .440 | .477 | .379 |
2008 | 34 | 86 | 78 | 7 | 23 | 5 | 1 | 2 | 36 | 11 | 1 | 1 | 0 | 2 | 6 | 0 | 0 | 25 | 0 | .295 | .337 | .462 | .799 | |
PIT | 45 | 177 | 158 | 12 | 35 | 10 | 2 | 6 | 67 | 23 | 0 | 1 | 0 | 3 | 15 | 1 | 1 | 45 | 2 | .222 | .288 | .424 | .712 | |
'08計 | 79 | 263 | 236 | 19 | 58 | 15 | 3 | 8 | 103 | 34 | 1 | 2 | 0 | 5 | 21 | 1 | 1 | 70 | 2 | .246 | .304 | .436 | .740 | |
2009 | 133 | 424 | 385 | 47 | 91 | 20 | 4 | 7 | 140 | 41 | 1 | 5 | 0 | 1 | 34 | 3 | 4 | 84 | 7 | .236 | .304 | .364 | .668 | |
2010 | 17 | 27 | 26 | 2 | 4 | 1 | 0 | 5 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 6 | 1 | .154 | .185 | .192 | .377 | |
2011 | PHI | 5 | 6 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | .000 | .000 | .000 | .000 |
2012 | OAK | 84 | 296 | 265 | 48 | 77 | 18 | 0 | 21 | 158 | 52 | 1 | 1 | 0 | 2 | 26 | 2 | 3 | 90 | 5 | .291 | .358 | .596 | .954 |
2013 | 145 | 505 | 446 | 73 | 114 | 23 | 3 | 30 | 233 | 87 | 4 | 2 | 0 | 3 | 50 | 3 | 6 | 140 | 4 | .256 | .337 | .522 | .859 | |
2014 | 147 | 580 | 500 | 70 | 117 | 23 | 2 | 25 | 219 | 81 | 1 | 0 | 0 | 3 | 67 | 7 | 10 | 153 | 6 | .234 | .334 | .438 | .772 | |
2015 | CLE | 94 | 375 | 337 | 36 | 73 | 17 | 1 | 15 | 137 | 50 | 0 | 0 | 0 | 3 | 32 | 2 | 3 | 106 | 9 | .217 | .288 | .407 | .695 |
STL | 51 | 151 | 132 | 11 | 33 | 7 | 1 | 4 | 54 | 8 | 0 | 1 | 0 | 0 | 17 | 2 | 2 | 42 | 3 | .250 | .344 | .409 | .753 | |
'15計 | 145 | 526 | 469 | 47 | 106 | 24 | 2 | 19 | 191 | 58 | 0 | 1 | 0 | 3 | 49 | 4 | 5 | 148 | 12 | .226 | .304 | .407 | .711 | |
2016 | 128 | 464 | 413 | 66 | 93 | 19 | 2 | 28 | 200 | 67 | 1 | 0 | 0 | 5 | 39 | 3 | 7 | 141 | 8 | .225 | .300 | .484 | .784 | |
2017 | KC | 118 | 401 | 362 | 41 | 75 | 14 | 0 | 22 | 155 | 50 | 2 | 0 | 0 | 2 | 37 | 0 | 0 | 128 | 7 | .207 | .279 | .428 | .707 |
MLB:11年 | 1016 | 3521 | 3133 | 419 | 742 | 159 | 17 | 160 | 1714 | 473 | 11 | 11 | 0 | 24 | 328 | 23 | 36 | 968 | 54 | .237 | .314 | .452 | .766 |