ブレダ・ピットーニ BP.471(Breda-Pittoni B.P.471)は、ブレダ社で製造されたイタリアの双発旅客機/軍用輸送機である。
第二次世界大戦後の航空機生産への復帰の一環としてブレダ社はブレダ・ピットーニ BP.471と命名した双発の中型輸送機を開発するためにマリオ・ピットーニ(Mario Pittoni)を責任者に任命した。1950年に初飛行を行った試作機は引き込み式降着装置を持つモノコック構造の全金属製双発単葉機であったが、主脚の短縮と重量軽減が図れるように主翼は逆ガルウィング構成となっていた。キャビンには18名の乗客か貨物が搭載できた。ブレダ社は本機を民間での旅客機/貨物機や軍用の航法練習機/多用途輸送機といった多様な用途へ提案したが、顧客の興味を引くことはできなかった。試作機はイタリア航空省の人員輸送機として運用された。
(B.P.471)