プティコペタルム属 | |||||||||||||||||||||
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分類(APG III) | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Ptychopetalum Benth. |
プティコペタルム属(プティコペタルムぞく、学名: Ptychopetalum)は、オラクス科の属の一つ。
アマゾン熱帯雨林に自生するオラクス科の種子植物の属で、2種からなる。この植物は先住民からは「マラプアマ」「ムイラプアマ」「mirantã」と呼ばれており、大雑把に略すと「精のつく木」という意味である[1][2]。高さは約14フィート(約4.3メートル)まで成長する中木である。葉柄は短く、葉の長さは3インチ(7.6センチメートル)・幅は2インチ(5.1センチメートル)に及び、上面は明るい緑色、下面は暗い茶色の葉である。花序は短い腋生の総状花序で、それぞれ4~6個の花をつける。根は強靭な繊維質で、内部は薄茶色で薄い樹皮と広い木部があり、かすかな臭気があり、味はわずかに塩味で、アクがある[3]。
Ptychopetalum olacoidesは目の隈を治療するための研究が行われている[4]。
南米のネグロ川流域の先住民は、根や樹皮を様々な病気に使用しているが、ムイラプアマ製剤の有効性は証明されていない[5]。