プラスティック・メモリーズ | |
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ジャンル | ロボット、SF、恋愛(ラブコメ) |
アニメ | |
原作 | 林直孝 |
監督 | 藤原佳幸 |
脚本 | 林直孝 |
キャラクターデザイン | okiura(原案) 中島千明 |
メカニックデザイン | 谷裕司 |
音楽 | 横山克 |
アニメーション制作 | 動画工房 |
製作 | アニプレックス、ブシロード KADOKAWA アスキー・メディアワークス MAGES.、朝日放送、AT-X ムービック、日本BS放送、動画工房 |
放送局 | 朝日放送・BS11・AT-Xほか |
放送期間 | 2015年4月 - 6月 |
話数 | 全13話 |
漫画:プラスティック・メモリーズ Say to good-bye | |
原作・原案など | 林直孝(原作) okiura(キャラクター原案) |
作画 | 祐佑 |
出版社 | KADOKAWA アスキー・メディアワークス |
掲載誌 | 電撃G'sコミック |
レーベル | 電撃コミックスNEXT |
発表号 | Vol.13 - 2016年9月号 |
発表期間 | 2015年4月30日 - 2016年7月30日 |
巻数 | 全3巻 |
その他 | 単行本1巻先行発売 |
小説:プラスティック・メモリーズ -Heartfelt Thanks- | |
著者 | 林直孝 |
イラスト | 祐佑 |
出版社 | KADOKAWA アスキー・メディアワークス |
レーベル | 電撃文庫 |
発売日 | 2016年9月10日 |
巻数 | 全1巻 |
ゲーム | |
ゲームジャンル | アドベンチャーゲーム |
対応機種 | PlayStation Vita PlayStation Vita TV対応 |
開発・発売元 | 5pb. |
シナリオ | 林直孝ほか |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2016年10月13日 |
レイティング | CERO:C(15才以上対象) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
『プラスティック・メモリーズ』(Plastic Memories)は、動画工房制作による日本のテレビアニメ作品。2015年4月から6月まで放送された。通称は「プラメモ」[1][2]。
MAGES.所属のシナリオライターである林直孝[注 1][3]によるオリジナルアニメ作品。アニプレックスのプロデューサーより直々にアニメ作品製作の指名を受け、もともと連作短編小説用に用意しながら10年ほど寝かせていたというアイデアを元にしている[4]。タイトルは「無機質、すなわちデジタルな想い出」をイメージしている[4]。
監督は藤原佳幸、アニメーション制作は動画工房が担当。またキャラクター原案はokiura、キャラクターデザインは中島千明、音楽は横山克がそれぞれ担当する。
コミカライズやノベライズも展開され、後にアニメの展開を発展させたゲーム版を発売(下記参照)
アンドロイドが実用化された近未来。大学受験に失敗した水柿ツカサは親のコネでアンドロイド「ギフティア」を製造・管理する世界的大企業「SAI社」に就職する。ツカサは「ギフティア」の寿命である、81,920時間(約9年4か月)を迎える寸前のギフティアを回収する部署「ターミナルサービス課」に配属される。そして彼には感情をめったに出さないクールなギフティア「アイラ」がパートナーとして組まれた。ふたりは仕事を通してお互いを思いやるようになるが、実はアイラ自身も寿命が迫っていたのだった。
たった一度きりの時間から紡がれる「心と記憶」の恋愛の物語。
# | タイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
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#01 | はじめてのパートナー
| 藤原佳幸 | 中島千明、菊池愛 | |
主人公・ツカサは駆け込んで乗ったエレベーターの中、どこか儚げに外を眺める一人の少女に出会う。SAI社への入社初日、ツカサはターミナルサービスのオフィスへ配属され、先輩社員のカヅキからギフティアの知識を教わる。本来ならば人間とギフティアがペアになり、耐用年数が迫ったギフティアの回収の仕事をこなすはずなのだが、新入社員がいないと認識していたカヅキはツカサとペアになるギフティアを用意していなかった。そんな中、お茶の差し入れにやってきたギフティア・アイラがツカサのパートナーに選ばれる。ツカサは教育係に選ばれたミチルと彼女のパートナーのザック、そしてアイラと共にギフティアの回収任務へ向かう。初めてギフティアの回収任務を見たツカサに対して、ミチルは回収するにあたって順守すべき法律を伝える。その後、アイラを中心に回収作業をしようとするが、彼女の暴走で問題を引き起こしてしまう。 数日後、耐用期限が迫ったギフティアであるニーナ(声 - 久野美咲)を回収する任務において、アイラは何度も所有者の白花チヅ(声 - 鈴木れい子)へ説得を試みようとするが、チヅの頑固な性格を前に門前払い続きとなる。そんな中、アイラをシャワーに勧めたニーナとアイラとの会話を聞いたチヅは、ニーナとの別れを惜しみながらも回収作業に立ち会い、今まで彼女が齎してくれた貴重な時間に対するお礼を言い、ニーナを送り出した。 | ||||
#02 | 足を引っ張りたくないので | 菅原静貴 | 渡邉祐記 | |
ツカサとアイラは自動車修理工場に赴き、そこで働くギフティア・マックス(声 - 斉藤壮馬)の回収を行おうとするが、アイラが脅迫じみた挨拶をしたために逃げられてしまう。ツカサとアイラはこれで3度も同じようなミスをしており、そのことでツカサは「だからコネ入社の新人はダメなんだ!」とミチルに嫌味を言われてしまう。そんな中、ツカサはアイラが毎日のようにトレーニングに勤しんでいることを知る。ベテラン社員・ヤスタカによれば、本来はそのようなトレーニングはギフティアにとってさほど意味を成さないとのことだが、アイラはツカサの足を引っ張りたくない一心でトレーニングをしていると語った。ツカサはそんな彼女のために業務マニュアルを作成し、業務の改善を試みた。その試みは功を奏し、マックスとそのオーナーである柳ユタカ(声 - 山本兼平)の誤解を解くことができ、無事にマックスの回収を終えることができた。 一方、ヤスタカはカヅキに対して「アイラの寿命が2000時間程度しか残されていないのに、なぜそれを言わずにツカサに託したのか」と問いを投げかけていた。 | ||||
#03 | 同棲はじめました | 木村泰大 | 山崎淳 | |
「スポッターとマークスマンは一緒に暮らす」という社内規則を聞かされたツカサは、アイラの部屋に同居することになった。だが、自室でのアイラは社内で一緒に過ごす時よりもさらに無口で、うまくコミュニケーションが取れない。アイラともっと信頼関係を深めたいツカサは様々な方法で彼女の気をひこうとするが、どれも空回りに終わる。一計を案じたツカサは「普段世話になっている人へのプレゼントを買うのを手伝って欲しい」という名目でアイラとショッピングに出かけ、最後に「本当はアイラと思い出を作りたい」と打ち明けた。だが、それを聞いたアイラはそっけない態度に戻り、その場を走り去ってしまう。 意気消沈するツカサが帰宅すると、アイラがずっと部屋の前で待っていた。ツカサは「いらなければ捨ててもいいから」と、遊園地で買ってきた小さなキーホルダーを渡した。アイラは返礼として、その日一緒に買ってきた茶葉でツカサにお茶を淹れ、ささやかなティータイムを楽しんだ。 | ||||
#04 | うまく笑えなくて | 福田道生 | 飯野慎也 | 伊藤晋之 |
ツカサとアイラの次の回収対象は、小学生の若苗ソウタ(声 - 福圓美里)の母代わりになっているギフティア・マーシャ(声 - 能登麻美子)。若苗家を訪れるなり、ソウタは「要らないからさっさと回収していって」と、すぐに回収同意書にサインしようとする。ツカサは一旦同意書を引っ込め、マーシャとソウタに事情を尋ねる。ソウタの両親は彼が幼い頃に亡くなり、彼には両親と過ごした記憶がほとんど無かった。だが、マーシャにはその頃の思い出があり、ソウタはそのことでコンプレックスを抱いていたのだった。 ちょうどソウタの誕生日が近いことを知ったツカサたちは、マーシャと一緒に彼の誕生日パーティーを企画し、ミチルたちも巻き込んでソウタの母が得意だったケーキを作ることにする。それを口にしたソウタはようやく心を開き、これまでマーシャに悪態をついてきたことを涙ながらに謝罪し、彼女がいなくなった後もしっかり生きていくことを誓う。 そして回収日の前日、SAIの社員を名乗る中年男性が若苗家を訪問する。だがその男は、SAI社の名を騙ってギフティアを回収する闇回収業者だった。 | ||||
#05 | 守りたかった約束 | 福田道生 | 野木森達哉 | 東島久志 |
マーシャは買い物から帰宅する途中で闇回収業者に襲われ、監禁されていた。彼女の耐用期間はあと24時間しか残されておらず、それを過ぎるとワンダラーと化してしまう危険があった。第1ターミナルサービスは全支局員を動員して捜索を開始するが、それと同時に本社の指示で民間警備会社のアール・セキュリティ社も動き出す。彼らとは3年前にワンダラーを巡る事件で遺恨があった。カヅキは隊員の一人、東雲(声 - 三宅健太)と交渉し、闇回収業者のアジトを割り出すが、マーシャはそこから単独で逃げ出していた。カヅキはマーシャがワンダラーになったと判断し、彼女の破壊(=強制停止)を決断する。 その直後、ツカサとアイラは遂にマーシャを発見するが、時既に遅くワンダラーとなってしまっており、アイラを負傷させてソウタを殺害しようとする。ツカサは最後まで諦めずマーシャを説得しようとするが、ソウタの危機を看過出来なくなり、ギフティアのソフトウェアを破壊して強制停止させる銃のトリガーを引いてしまう。 | ||||
#06 | 2人で、おかえり | 藤原佳幸 | 三島千枝、一ノ瀬結梨、谷口元浩 | |
マーシャを巡る事件は、ツカサが彼女を強制停止させたことで決着した。アイラは怪我を治すために短期間の入院を余儀なくされる。その期間中、アイラは自分がうまく動けず、ツカサにトリガーを引かせてしまったことを悔やむが、何事もなかったかのように笑顔を浮かべるツカサを見て、「何故ツカサは笑っていられるのか」と疑問を抱き、同時に彼に特別な感情を持ったことをエルとミチルに打ち明ける。エルはそれを恋心だと教え、ミチルは「ツカサは悲しいから笑っているのかもしれない」と告げる。 そして入院期間が明け、寮に戻れることになったアイラは、帰りが遅いツカサをオフィスに迎えに行く。そこではちょうどカヅキがツカサに「アイラは残り1000時間しか寿命が残っていない」と告げていた。このままペアを組み続けるか、解消するかの選択を迫られたツカサは、最後までアイラと一緒にいることを力強く宣言する。それを部屋の外で聞いていたアイラは晴れ晴れとした気持ちで先に寮に戻り、帰宅したツカサを、これまで見せたことのない最高の笑顔で出迎えるのだった。 | ||||
#07 | 上手なデートの誘い方 | 木村泰大 | 橋口隼人、加藤壮、伊藤晋之、八木明、渡邉祐記、山崎淳 | |
少しでもアイラとの思い出を作りたいツカサは、彼女とデートすることを決意する。誘うタイミングを何度か逸しながらもアイラとの約束を取り付けたツカサは、意気揚々と仕事に取り組む。一方でアイラもエルやミチルにデート指南を受け、唯一持っているよそ行きの服を仕立て直してもらい、その日に備えるのだった。 デート当日の朝、ツカサは寒気と熱っぽさを感じるが、それを無視してアイラと遊園地へのデートに出かける。アイラは遊園地にある一つのベンチにツカサを案内し、そこでかつてはカヅキと共に様々な人々の笑顔を見て過ごしていたこと、彼女とのペアを解消した場所であることを打ち明ける。さらに、アイラが遊園地の遊具で遊んだことはないと聞いたツカサは、一緒に園内の様々な遊具にアイラを案内する。 そして最後に観覧車に乗っている最中、ツカサは無理がたたって気を失ってしまう。再び目覚めた時には自宅のベッドに寝かされており、アイラがずっと付き添っていた。ツカサは最後に倒れてしまったことを謝り、アイラと「また一緒にデートに行こう」と約束しあうのだった。 | ||||
#08 | 知らない花火 | 山崎みつえ | 高橋沙妃 | |
少女型のギフティア・ミラベル(声 - 井上遥乃)の回収同意書への署名をもらうため、オーナーのミネコ(声 - 山口享佑子)の家を訪ねたツカサは、滞り無く署名をもらうことができた。回収後のオプションを提示されたミネコは、迷うことなく「人格入れ替え後、もう一度一緒に過ごす」ことを選択した[注 11]。数日後、第3ターミナルサービスの支局員であるギフティア・アンディ(声 - 小松未可子)が第1ターミナルサービスに出張にやってきた。アンディの姿を見たエルは、かつての親友であったギフティア・オリヴィアと再会できたと大喜びするが、アンディはそのオリヴィアが回収された後、人格を入れ替えられて生まれた存在だった。 その一件を通じて友人となったエルとアンディは、エルの地元で行われるカーニバルに一緒に行くことになった。だが、エルは「2人だけだとオリヴィアとの思い出が蘇って辛いので、一緒に来てほしい」と、ツカサにも声をかける。ツカサはアイラに打ち上げ花火を見せてあげたいという思いもあり、一緒に行くことにする。 カーニバル当日、エルはアンディと過ごす中で、彼女とオリヴィアは違う存在だと割り切り、新しい思い出を一緒に作っていくという決意を固める。ツカサもそれを聞いて奮起し、アイラが好きだからずっと一緒にいたいと一世一代の告白をする。しかし、アイラは真っ赤になって「無理です!」と叫んでしまい、ツカサの告白は失敗に終わった。 | ||||
#09 | 祭りの後 | 上坪亮樹 | 木野目優 | 村上竜之介、﨑口さおり、東島久志、福田さちこ、針場裕子、袖山麻美、八木明 |
告白を断られたツカサは無気力になり、何もかも手に付かない状態になってしまった。告白を断った理由をミチルに尋ねられたアイラは、気が動転して何を言っていいのかわからなかったと答える。ミチルは2人の気持ちを整理させるため、短期間別室で暮らすように言い渡す。その間に告白当時の状況をアイラから聞き出したミチルは、アイラがツカサに恋心を抱いていると確信し、彼女を応援すると請け負う。だが、アイラは自分があと1か月の寿命であることをミチルに打ち明け、だからこそ自分はツカサから離れなければならないと言い出す。 それを聞いたミチルはツカサに、アイラの寿命のことを知っていて告白したのか、ツカサがやろうとしていることは最も辛いことだと食って掛かった。それでもなお、ツカサはすべてを受け入れた上でアイラと最後まで歩む覚悟を決めていた。ミチルはそれを知り、改めて二人の恋を応援すると宣言する。しかしその夜、ツカサとアイラの部屋にカヅキが現れ、2人のコンビを解消するという業務命令を下す。 | ||||
#10 | もう、パートナーじゃない | 福田道夫 | 野木森達哉 | 菊池愛、高橋沙妃、武藤幹、曾我篤史、八木明、丸山修二、渡邉祐記 |
カヅキは「社内恋愛禁止」という理由でツカサとアイラのコンビを解消させたが、それはとっさの嘘で、アイラを説得してツカサとの気持ちに正直になるようにするためだった。翌朝からアイラはカヅキと再びペアとなり、マフィアのボスであるアントニオ(声 - 中博史)が所有するギフティア・サラ(声 - 高垣彩陽)の回収に向かう。アントニオはサラにずっとボディガード役ばかりさせてしまい、人間らしく遊ばせてやれなかったことを気にかけており、回収期日までの1週間の間、アイラに遊び友達になってほしいと希望する。アイラは「アントニオも一緒に遊ぶ」という条件の元でこれを快諾し、アントニオとサラは最後の1週間を楽しく過ごし始める。 仕事が終わった後、カヅキは「何故サラとアントニオと一緒に過ごさせる提案をしたのか」とアイラに尋ねる。それに対してアイラは「人は好きな人と最後まで一緒にいたいものだから」と答えた。カヅキは、それはアイラとツカサにも当てはまることだと言い聞かせ、もう一度よく考えて答えを出せと説得する。アイラはその晩「自分がツカサから離れたら、ツカサの中には辛い思い出だけが残る」と思い直し、同時に自分もツカサが好きだと答えを出した。そして翌朝、アイラは第1ターミナルサービスの全員が見守る中でツカサに愛を告白し、ツカサもそれを優しく受け入れるのだった。 | ||||
#11 | オムライスの日 | 山崎みつえ | 袖山里都、中本尚 | |
ついに職場公認で恋人同士になったツカサとアイラだったが、緊張のあまり会話がたどたどしくなることにお互い悩んでいた。第1ターミナルサービスの面々や、アントニオの家を訪ねた際にサラからアドバイスを受けた2人は、一緒にオムライスを作ることにする。その日の帰り道、ツカサとアイラは初めて手をつなぐ。そして、帰宅後に一緒に作ったオムライスは、形は少し崩れていたが味は良くできていた。 このことを通じて、ツカサとアイラは恋人同士になる前のように気軽に話すことができるようになり、より親密になることができた。そして寝る前、アイラはその日のできごとを「明日もツカサと一緒に特別な時間を過ごせたらいいな」と日記に書きとめるのだった。 | ||||
#12 | 想い出が埋まってく | 入江泰浩 | 木村泰大 | 山崎淳、八木明、保村成、高橋沙妃、久保茉莉子、菊池愛 |
アイラの回収期日が刻一刻と迫る中、アイラは「このまま眠ったら、自分はもう目覚めなくなるのではないか」という不安に襲われていた。翌朝にツカサとアイラが出勤すると、同僚や上司から映画のチケットや旅行のパンフレットなど、様々なプレゼントを渡された。それは、2人で居られる時間が残り僅かなツカサとアイラに、少しでも楽しい時間を過ごしてもらいたいという心遣いだった。2人は次の日に休暇をとって映画を見に出かけ、その帰り道に「最後まで、いつも通りの日常を過ごそう」と決める。そしてある日、カヅキはツカサを呼び出し、一枚の書類を手渡す。それはアイラの回収同意書だった。アイラは「ツカサにサインして欲しい」と望み、ツカサはしっかりと自分の名前を書き記す。 次の日は、2人が担当する最後の仕事であるサラの回収を行う日だった。アントニオ一家が別れを惜しむ中、サラは安らかに眠りについた。その直前、アイラがサラの耳元で何かをささやき、サラがそれに「あなたも」と答えるのをツカサは見ていた。 仕事を終えた2人がオフィスに戻ると、アイラの慰労会の準備が整えられていた。アイラは楽しい時間を過ごし、ツカサと一緒に家路につく。ツカサはアイラに、回収作業の際に何をギフティアにささやきかけているのかを尋ねる。アイラはそれに対して「大切な人と、いつかまた巡り逢えますように」と答えた。 | ||||
#13 | いつかまた巡り会えますように | 藤原佳幸 | 中島千明、渡邉祐記、山崎淳、八木明、中本尚、菊永千里、海保仁美、高橋沙妃、菊池愛、市原圭子、伊藤大翼、丸山修二、東島久志、中野裕紀 | |
ついにアイラの回収期日がやってきた。ツカサとアイラは朝早くから起きだし、2人で朝日を眺め、部屋の掃除をし、職場に顔を出すなどいつも通りの日常を送る。だが、2人が職場に来ることを読んでいたカヅキがアイラの身分証を取り上げ、追い出してしまう。それは、最後までツカサと一緒に幸せな時間を過ごさせるための、第1ターミナルサービス全員を代表しての気遣いだった。 2人はハーブに水をやった後、最後のデートの場所として遊園地を選び、全てのアトラクションを制覇し、色々な出店を回ってスイーツを楽しみ、心ゆくまで思い出を作った。そしてついに閉園の時間になるが、アイラは観覧車の係員にかけあって、特別に貸し切りで乗せてもらう許可を得た。 出会ってからの思い出を語り合いながら、お互いの好きな点を代わりばんこに言い合う中、ツカサはついにアイラの目の前で初めての涙を見せる。そんなツカサを優しく慰めながら、アイラはツカサにギフティアを眠らせる指輪を差し出し「最後の場所は、ここがいい」と望む。ツカサはアイラがそうしていたように「大切な人と、いつかまた巡り逢えますように」と語りかけながら、最初で最後のキスを交わし、アイラは安らかな寝顔を浮かべて眠りについた。全てが終わった後、2人を迎えに来ていたカヅキはツカサの頑張りを褒め称え、ツカサはアイラの身体を抱きしめて涙を流す。その頃、第1ターミナルサービスの面々も、アイラがそれぞれに宛てた手紙を読みながら涙ぐみ、彼女との別れを惜しんでいた。 アイラとの別れから9か月後、ツカサは長期出張から戻り、第1ターミナルサービスに復職する。そして、彼の新しい相棒となるギフティアがカヅキから紹介された。ツカサはその手を取り、晴れ晴れとした顔で優しく握手をかわすのだった。 |
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [8] | 備考 |
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2015年4月5日 - 6月28日 | 日曜 0:30 - 1:00(土曜深夜) | TOKYO MX | 東京都 | |
とちぎテレビ | 栃木県 | |||
群馬テレビ | 群馬県 | |||
チバテレ | 千葉県 | |||
テレ玉 | 埼玉県 | |||
tvk | 神奈川県 | |||
BS11 | 日本全域 | BS放送 / 製作局 / 『ANIME+』枠 | ||
AT-X | 日本全域 | CS放送 / 製作局 / リピート放送あり | ||
2015年4月8日 - 7月1日 | 水曜 0:20 - 0:50(火曜深夜) | 三重テレビ | 三重県 | |
水曜 1:00 - 1:30(火曜深夜) | 岐阜放送 | 岐阜県 | ||
2015年4月9日 - 7月2日 | 木曜 2:14 - 2:44(水曜深夜) | 朝日放送 | 近畿広域圏 | 製作局 / 『水曜アニメ〈水もん〉』第1部 |
2022年9月28日から12月21日にBS松竹東急で水曜23:30-24:00放送。また2023年4月20日から7月13日まで木曜23:30-24:00再放送。
配信期間 | 配信時間 | 配信サイト | 備考 |
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2015年4月9日 - 7月2日 | 木曜 22:00 - 22:30 | ニコニコ生放送 | |
木曜 22:30 更新 | ニコニコチャンネル | 第1話無料、第2話以降1週間無料。 | |
2015年4月10日 - 7月3日 | 金曜 12:00 更新 | バンダイチャンネル | 第1話無料、第2話以降1週間無料。 |
GYAO! | 第1話無料、第2話以降1週間無料。 | ||
dアニメストア |
巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | ||
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BD限定版 | DVD限定版 | DVD通常版 | |||
1 | 2015年6月24日 | 第1話 | ANZX-11321/2 | ANZB-11321/2 | ANSB-11321 |
2 | 2015年7月22日 | 第2話 - 第3話 | ANZX-11323/4 | ANZB-11323/4 | ANSB-11323 |
3 | 2015年8月26日 | 第4話 - 第5話 | ANZX-11325/6 | ANZB-11325/6 | ANSB-11325 |
4 | 2015年9月30日 | 第6話 - 第7話 | ANZX-11327/8 | ANZB-11327/8 | ANSB-11327 |
5 | 2015年10月28日 | 第8話 - 第9話 | ANZX-11329/30 | ANZB-11329/30 | ANSB-11329 |
6 | 2015年11月25日 | 第10話 - 第11話 | ANZX-11331/2 | ANZB-11331/2 | ANSB-11331 |
7 | 2015年12月23日 | 第12話 - 第13話 | ANZX-11333/4 | ANZB-11333/4 | ANSB-11333 |
『ミチルとザックのプラメモラジオ』のタイトルでHiBiKi Radio Stationにて2015年3月27日[9]から7月31日まで配信されていた[10]。毎週金曜日に更新。パーソナリティは赤﨑千夏(絹島ミチル役)と矢作紗友里(ザック役)が務めた。
『プラスティック・メモリーズ Say to good-bye』のタイトルで2015年4月27日にKADOKAWA アスキー・メディアワークスより全編書き下ろしの単行本第1巻が発売され、その続きが同30日発売の『電撃G'sコミック』(同社)Vol.13より連載開始された。作画は祐佑。ミチルを主人公とした作品で、第1巻はアニメの前日譚、それ以降はミチルの視点からアニメ本編のストーリーを描いたものとなる[11]。
『プラスティック・メモリーズ -Heartfelt Thanks-』のタイトルで2016年9月10日にKADOKAWA アスキー・メディアワークスより発売された。著者は原作者の林直孝、イラストはコミカライズも担当している祐佑。「はじまりの場所」「捨てられたギフティア」「機械仕掛けの歌姫」「ターミナルサービスの在り方」「親友の想い出」の5編を収録。
2016年5月に製作・発売が発表された。PlayStation Vita用(PlayStation Vita TV対応)ソフトとして2016年10月13日に発売された[12]。
プレイヤーはSAI社のターミナルサービス課に配属された青年・水柿ツカサとして、アンドロイドのギフティアを回収する業務を遂行していく。シナリオはアニメ版に準拠したルートの他、ゲームオリジナルのシナリオルートを選ぶことも可能。アイラとの最後の1か月を過ごすシナリオ、ミチル・カズキ・シェリー・エルのエピソードが描かれたシナリオなどが存在し、エンディングも変化する[13]。
テーマソングはゲームオリジナル。オープニングは佐々木恵梨の歌う「Last Diary」、エンディングテーマは今井麻美が担当する「Reunion 〜Once Again〜」。
また、早期購入特典として、ゲーム内で使用できる『アイラの着せ替え衣装「チャイナドレス」&デートシナリオ』のダウンロードコードが封入される。さらに限定版にはアイラのSDフィギアが同梱される。
ゲーム版ではアイラの過去に関わる新キャラクターも登場する[14]。
BS11 ANIME+ 日曜 0:30(土曜深夜)枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
プラスティック・メモリーズ
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AT-X 日曜 0:30(土曜深夜)枠 | ||
アニメ女子おうちカフェ部♪
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プラスティック・メモリーズ
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GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり
(第1クール) |
朝日放送 水曜アニメ〈水もん〉 第1部 | ||
アルドノア・ゼロ
(第2クール) |
プラスティック・メモリーズ
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