『プレイス・トゥ・ビー』 | ||||
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上原ひろみ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 2009年3月20日- 21日 ニューヨーク アバター・スタジオ | |||
ジャンル | ジャズ | |||
時間 | ||||
レーベル | テラーク | |||
プロデュース | 上原ひろみ、マイケル・ビショップ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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上原ひろみ アルバム 年表 | ||||
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『プレイス・トゥ・ビー』(Place to Be)は、ジャズ・ピアニスト上原ひろみが2009年に発表した6作目のスタジオ・アルバム。キャリアにおいて初のピアノ・ソロ・アルバムである。原盤権を持つレーベルはテラークだが、日本のユニバーサルミュージックから先行発売され、DVD付の初回生産限定盤もリリースされた。
本作のレコーディングにはヤマハのコンサート・グランド・ピアノ「CFIIIS」が使用され[3]、ピアノの調律は、上原の日本ツアーでも調律を担当してきた小沼則仁による[4]。
タイトル曲「プレイス・トゥ・ビー」は、2007年11月に公開された日本映画『オリヲン座からの招待状』のメイン・テーマに使用された曲を再演したもの。映画公開前の2007年9月にはチック・コリアとの共演ライヴでも演奏されており、コリアと連名のライヴ・アルバム『デュエット』にも収録された。
日本盤ボーナス・トラック「グリーン・ティー・ファーム」には矢野顕子がゲスト・ボーカリストとして参加しており、矢野は自身のアルバム『音楽堂』(2010年)にピアノ弾き語りによるカヴァーを収録した。この曲は上原の祖父の茶畑をイメージした曲で[4]、上原の2枚目のアルバム『Brain』(2004年)でインストゥルメンタルとして発表されていたが、作曲と同時に歌詞もできていたという[5]。
本作は『スイングジャーナル』誌が主催する第43回ジャズ・ディスク大賞で金賞を受賞した[6]。また、ビルボード・ジャパン・ミュージック・アワード2009でJazz Albums of the Yearを受賞した。
2010年にはアメリカ盤もリリースされ、ビルボードのジャズ・アルバム・チャートで24位に達した[7]。
特記なき楽曲は上原ひろみ作。9. - 11.は、「ビバ! ベガス」(Viva! Vegas)というタイトルの3部構成の楽曲の一部。