ジャンル | 固定画面シューティング |
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対応機種 |
アーケード (AC) 対応機種一覧
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開発元 | コナミ |
発売元 |
コナミ Stern コナミ |
ディレクター | 藤原得郎 |
美術 | 藤原得郎 |
人数 | 1 - 2人(交互プレイ) |
メディア |
業務用基板 (56.53キロバイト) |
発売日 |
AC INT 1982年10月 |
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象) |
デバイス |
2方向レバー 1ボタン |
CPU | Z80 (@ 3.072 MHz) |
サウンド |
Z80 (@ 1.790 MHz) AY-3-8910A (@ 1.790 MHz)×2 RC (@ 1.789772 MHz)×6 |
ディスプレイ |
ラスタースキャン 縦モニター 256×224ピクセル 60.00Hz パレット32色 |
その他 | 型式:GX320 |
『プーヤン』は、1982年10月にコナミ(現・コナミアミューズメント)より稼働されたアーケードゲーム。さらわれた子ブタのプーヤンを助けるため、襲い来るオオカミたちを母ブタが弓矢で打ち落とす童話風のシューティングゲームである[1]。
かわいらしいキャラクターと、それに似合わぬ高度なゲーム性が人気を呼んだ[1]。
開発もコナミが担当し、後にカプコンで活動する藤原得郎がディレクションとグラフィックを手掛けている。
ステージのパターンは以下の3種類。プレイヤーである母親は画面の右端で上下に移動するゴンドラに乗っている。
オオカミには、弓矢でそのオオカミが着けている風船を狙撃するだけでなく肉による攻撃(投げられた肉に釣られたオオカミは風船から手を離して墜落する)も出来る。一撃必殺(ピンクのオオカミも)かつまとめて落とすことも可能だが、風船に阻まれる事もある。一部のボーナスステージではこれがテーマになっている。
風船には割るために数発矢を当てなければならない物もある。それは当てるごとに上昇速度が落ちていく。
オオカミ自身に当たりそうになった矢は、盾で下に落とされる。その矢で下にある風船を割ることができる。
オオカミは石を投げて攻撃してきて、当たるとミスになるが、ゴンドラの外観に当たった場合は跳ね返すことができる[1]。
ハイスコアのためには、矢を一度に2本までしか射ることができないため、狙い撃ちが重要になる。肉を使って連続落としをすると、400、800、2000と倍倍に点数が上がる(2000に達すると、それ以降はずっと2000)ので、それを狙うことが推奨される[1]。
隠れキャラとして「葉っぱ」、「キノコ」、「毛虫」、「ちょうちょ」、「鳥」、「ゴキブリ」がおり、矢やゴンドラのスピードが上がったり、肉が無制限になったりする効果がある。中でも「ゴキブリ」は80000点に加えて自機が5機アップする効果を持っていた[1]。
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 | 出典 |
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1 | Pooyan | 1982年 |
Atari 2600 | コナミ | コナミ | ロムカセット | RC-100-X 02 | ||
2 | プーヤン | 1983年 |
M5 | タカラ | タカラ | ロムカセット[2] | No.11 | ||
3 | プーヤン | 1983年7月 |
ぴゅう太 | トミー | トミー | ロムカセット | - | ||
4 | プーヤン | 1983年10月 |
PV-1000 | カシオ | カシオ | ロムカセット | - | ||
5 | Pooyan | 1983年 1983年 |
Atari 8ビット・コンピュータ コモドール64 TRS-80 |
Datasoft | Datasoft | カセットテープ | - | TRS-80版は北米のみの発売 | |
6 | Pooyan | 1984年 |
Apple II | Datasoft | Datasoft | フロッピーディスク | - | ||
7 | プーヤン | 1985年9月20日 |
ファミリーコンピュータ | ハドソン | ハドソン | ロムカセット | HFC-PO | ||
8 | コナミのプーヤン Pooyan |
1985年 1985年 |
MSX | ハドソン | ハドソン | BEE CARD | BC-M5 |
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9 | コナミ80'sアーケードギャラリー Konami 80's AC Special Konami 80's AC Special |
INT 1998年11月 |
アーケード | コナミ | コナミ | 業務用基板 | - | ||
10 | コナミ80'sアーケードギャラリー Konami Arcade Classics |
1999年5月13日 1999年11月30日 |
PlayStation | KCE札幌 | コナミ | CD-ROM | SLPM-86228 SLUS-00945 |
アーケード版の移植 | |
11 | プチプーヤン | 2002年6月4日 |
iアプリ | コナミ | コナミ | ダウンロード (コナミネット) |
- | [3][4][5][6] | |
12 | プーヤン | 2002年7月1日 |
J-スカイ (Javaアプリ) |
コナミ | コナミ | ダウンロード (コナミ J-APPLI) |
- | [7][8] | |
13 | プーヤン | 2003年3月26日 |
EZアプリ | コナミ | コナミ・モバイルオンライン | ダウンロード (コナミアプリコレクション) |
- | [9][10] | |
14 | オレたちゲーセン族 プーヤン |
2006年5月25日 |
PlayStation 2 | ハムスター | ハムスター | CD-ROM | SLPM-62731 | アーケード版の移植 | [11] |
15 | コナミ アーケード コレクション Konami Classic Series - Arcade Hits Konami Arcade Classics |
2007年3月15日 2007年3月27日 2007年10月26日 2007年10月29日 |
ニンテンドーDS | M2 | KDE | DSカード | NTR-A5KJ-JPN NTR-ACXE-USA NTR-ACXP-EUR |
アーケード版の移植 | |
16 | プーヤン | 2007年6月26日 |
Wii | ハドソン | ハドソン | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
FB9J | ファミリーコンピュータ版の移植 | [12] |
17 | プーヤン | 2015年6月10日 |
Wii U | ハドソン | KDE | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
FDZJ | ファミリーコンピュータ版の移植 | [13] |
18 | プーヤン | 2019年6月13日 |
PlayStation 4 Nintendo Switch |
ハムスター | ハムスター | ダウンロード (アーケードアーカイブス) |
- | アーケード版の移植 | [14][15] |
評価 | ||||||
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ゲーメストムック『ザ・ベストゲーム2』(1998年)では、本作がタイトーの『スペースインベーダー』(1978年)の亜流である事を指摘した上で、キャラクターが生物的になった事で「シューティングというようには感じにくい」と本作をシューティングゲームのカテゴリに入れる事に難色を示した[20]。
ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の1991年5月10日号特別付録「ファミコンロムカセット オールカタログ」では、発売当時に隠れキャラクターの存在が話題となった事に触れた他、「ほのぼのとした雰囲気のゲーム」と指摘した上で「内容が単調で飽きやすいのも事実だ」と否定的に評価した[21]。