ヘンリー・ケルシー(英: Henry Kelsey、1667年ごろ - 1724年)は、イギリスの毛皮商、探検家、船乗り。ザ・ボーイ・ケルシーという異名を持つ。ハドソン湾会社の確立に重要な役割を果たした。
イーストグリニッジに生まれ、ロンドン中心部で結婚した[1]。
20歳のときにハドソン湾会社に入社し、北米大陸に移って西部の先住民と働いた。
1690年から1691年にかけてクリー族と共にハドソン湾からサスカチュワン川を遡り、現在のマニトバ州北部を探検した。今でも現在のアルバータ州とサスカチュワン州に最初に足を踏み入れたヨーロッパ人と言われている。また、プレーリー、大きなバッファローの群れ、グリズリー、グレートプレーンズに暮らす多くの先住民族などを見た最初のヨーロッパ人としても知られている[2]。
1722年、55歳のときにイングランドに帰国し、その2年後に逝去した。遺体はグリニッジの聖アルフェッジ教会に葬られた。