ベラトリジン | |
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別称 (3β,4β,16β)-4,12,14,16,17,20-Hexahydroxy-4,9-epoxycevan-3yl 3,4-dimethoxybenzoate 3-Veratroylveracevine | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 71-62-5 |
PubChem | 6914694 |
ChemSpider | 5290571 |
日化辞番号 | J192.548B |
ChEMBL | CHEMBL451227 |
2626 | |
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特性 | |
化学式 | C36H51NO11 |
モル質量 | 673.79 g mol−1 |
融点 |
160-180 °C, 433-453 K, 320-356 °F |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ベラトリジン(Veratridine)は、ユリ科から得られるステロイド誘導体のアルカロイドである。ナトリウムチャネルを活性化して神経毒として働く[1]。シュロソウ属およびSchoenocaulon属の種子から最初に単離された。膜内受容体サイト2に結合し、細胞内カルシウムイオン濃度を上昇させる。活性化したナトリウムチャネルに優先的に結合し、神経の興奮を増加させることで作用する。
Schoenocaulon officinaleの種子及びバイケイソウの地下茎から単離された[2]。
ベラトリジンは、ベラセビンの誘導体である。この関連アルカロイドの構造や立体配置は、化学性質が研究されてから数十年後になってから決定された[3]。ベラトリジンの構造は、核磁気共鳴分光法[4]とX線回折[5]によって確かめられた。
この物質はかつて、神経痛およびリウマチの軟膏として用いられていた。