ベルンハルト・アーダルベルト・エミール・ケーネ(Bernhard Adalbert Emil Koehne、1848年2月12日 - 1918年10月12日)はドイツの植物学者である。ベルリン大学の教授を務め、特に ミソハギ科(Lythraceae、バラ類)の分類学の権威であった。
現在はポーランド領となっているストシェゴム(当時のドイツ語名Striegau)近くの町で生まれた。ベルリン大学の教授を務め、アドルフ・エングラーの"Das Pflanzenreich"やエングラーとプラントル(Carl Prantl)の"Die natürlichen Pflanzenfamilien"のLythraceaeの章の執筆を行った。マルティウスの『ブラジルの植物』("Flora Brasiliensis ")の執筆にも加わった。1892年にドイツ自然科学アカデミー・レオポルディーナの会員に選ばれた[1]。