ホスゲンオキシム | |
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1,1-Dichloro-N-hydroxymethanimine | |
別称
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 1794-86-1 ![]() |
PubChem | 65582 |
ChemSpider | 59024 ![]() |
UNII | G45S3149SQ ![]() |
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特性 | |
化学式 | CHCl2NO |
モル質量 | 113.93 g mol−1 |
外観 | 無色または白色の固体 |
匂い | 強い刺激臭 |
融点 |
35 ~ 40℃ [1] |
沸点 |
128 °C, 401 K, 262 °F [1] |
水への溶解度 | 70%[1] |
危険性 | |
主な危険性 | 強い毒性 |
関連する物質 | |
関連物質 | |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ホスゲンオキシム(Phosgene oxime)は腐食性と掻痒性の性質を持つびらん剤に分類される化学兵器の一種である[2]。 ハロゲン化オキシム剤の中で最も毒性が強く、マスタードガスよりも皮膚への刺激性が高いと言われている。 実際に戦争で使われたことがないため人体に対する作用は不明な点が多く[2]、下記の作用も動物実験による効果から推測されているだけである。
人体の表面に付着すると加水分解によって塩酸とアルデヒド基に分離する。 塩酸が皮膚や粘膜を焼き、アルデヒド基がタンパク質の側鎖のアミノ基と反応を起こし細胞を壊死させる。