マジカルバケーション

マジカルバケーション
Magical Vacation
ジャンル コミュニケーションRPG
対応機種 ゲームボーイアドバンス[GBA]
Wii Uバーチャルコンソール[VC]
開発元 ブラウニーブラウン
発売元 任天堂
人数 1 - 2人
メディア [GBA]ロムカートリッジ
(容量:64メガビット + 512KフラッシュROM)
発売日 [GBA]Japan2001年12月7日
[Wii U・VC]Japan2015年8月19日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
デバイス 通信機能対応
売上本数 Japan27万本[1]
その他 品番:AGP-P-AMVJ
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マジカルバケーション』 (Magical Vacation) は、ブラウニーブラウンが開発し、2001年12月7日任天堂から発売されたゲームボーイアドバンスゲームソフト[2]。公式のジャンル表記は「コミュニケーションRPG」。日本国内のみで発売された。

2006年には続編となる『マジカルバケーション 5つの星がならぶとき』が発売された。

システム

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魔法と属性を主軸とした世界観設定がなされており、戦闘においても魔法を中心とした組み立てがなされている。主人公らプレイヤーたちは魔法学校の学生であり、学生同士の「友情」をメインとしたストーリーが展開される。

登場人物、地名などの由来はほとんどが食材や料理となっている。地名などは逆さ読みや並べ替えがなされていることが多い。

属性

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属性は全部で「火」「風」「毒」「美」「刃」「音」「石」「虫」「木」「獣」「水」「雷」「古」「闇」「光」「愛」の16種類ある。

属性の相関関係
それぞれの属性の相関関係は以下の通り。(得意属性)→(苦手属性)
特例
  • 闇属性は光と愛以外の全ての属性を得意とする。
  • 光属性に苦手属性はいない。
  • 愛属性は得意属性も苦手属性もいない。
魔法攻撃の影響
得意属性で攻撃するとダメージは上がるが、苦手属性になるとダメージが減ってしまい、無効の場合もある。同属性に魔法攻撃をしてもダメージは必ず1になる。ただし精霊コンボのダメージ倍増効果はある。しかし最大の7体召還を受けても喰らうダメージは128にとどまる。

魔法の種類

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魔法は各16属性に7つずつあり、精霊の数との関連性もありうる。魔法レベル1、2、5、8、11、14、18の順に習得し、クリア魔法を除いて強力な魔法ほどMPを大量に使い、習得時期が遅くなる。

火の魔法
攻撃範囲はやや狭いが攻撃力が高く、この二つのバランスに優れる。
風の魔法
攻撃範囲が広く、味方の速さを上げる補助魔法もある。
毒の魔法
威力は高くないが、敵を毒状態にできる。
美の魔法
単体攻撃しかできないが、敵を麻痺させられる。
刃の魔法
前列への単体攻撃しかできないが、威力は非常に高い。
音の魔法
敵を眠らせることができ、味方の精神を上げる補助魔法もある。
石の魔法
威力は比較的高く、味方の守りを上げる補助魔法もある。
虫の魔法
単体攻撃しかできないが、敵の力を下げられる。
木の魔法
威力は高くないが、敵の精神を下げられる。
獣の魔法
単体攻撃主体で、味方の力を上げる補助魔法もある。
水の魔法
攻撃範囲が広く、敵の守りを下げられる。
雷の魔法
攻撃範囲はやや広めで、敵をマヒ状態にできる。
古の魔法
攻撃範囲はやや広めで、敵の速さを下げられる。
闇の魔法
攻撃範囲も攻撃力も優秀で、敵のMPを吸収できる。
光の魔法
攻撃範囲と攻撃力が比例しており、敵をブラインド状態にできる。
愛の魔法
回復魔法主体で攻撃魔法は一切ない。味方のMP回復率を上げる補助魔法もある。

精霊コンボ

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戦闘時に「コール○○」、「ダブル○○」(○○には精霊の名前が入る)で精霊を召喚し、その後同属性の魔法を使用することによって、精霊の力を借りて威力を倍増させる。

精霊1体ごとに魔法の威力を2乗倍にすることができる(攻撃だけでなく愛魔法の回復率も含む)。つまり、精霊2体で威力4倍(= 2 x 2)、3体で威力8倍(= 2 x 2 x 2)……と続き、最大数の7体では128倍(= 2 x 2 x 2 x 2 x 2 x 2 x 2)もの威力になる。ちなみに、1体召喚の「コール○○」はMP1、2体召喚の「ダブル○○」はMP50で可能。そのため、コンボなしの上級魔法よりも、精霊コンボした初期魔法のほうが威力は高い。

精霊コンボには以下のルールがある。
  • 精霊コンボすると、使われた精霊は消滅。また、コンボするときには再び召喚する必要がある。
  • 呼べる精霊数は最大7体。そのため、あらかじめトーストが4体召喚されている状態では、新たに呼べる精霊は3体まで。
  • 味方が呼べる精霊は仲間にした精霊の分だけ。1体も仲間にしていない場合は召喚不可能。
  • 敵も精霊コンボを行うことができる。そのため、敵と同じ属性の精霊が召喚されている場合、逆に味方がピンチになる。
  • 魔法の効果を持つ各種ボムでも精霊コンボが可能。
  • 苦手属性の魔法「クリア○○」(○○には消し去れる精霊の名前)を使用すると、その名前の精霊は全て消滅する(闇魔法「クリアスピリット」は13属性全て。愛魔法「天使のハグ」は全精霊を消し去る)。
  • コンボ時に苦手属性の精霊が召喚されていると、苦手属性の精霊と「相殺」されて倍増されなくなる。例えば、ガル3体でコンボした場合にスティックが2体いると、2体分のガルが相殺されて、結果的にガル1体分、つまり2倍の威力になってしまう。

アミーゴシステム

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「アミーゴ」とは、ゲームボーイアドバンスの通信機能を使うことにより、他の属性の技を習得することができるシステムであり、本作では3つの機能を持つ。

レッツアミーゴ
お互いの主人公同士をやりとりする事で、通信相手の属性魔法を習得することができる。例えば、風属性と音属性の主人公同士が「アミーゴ」すると、お互い新しく音魔法と風魔法を習得することができ、初期属性同様、使い込むことで新たな魔法を習得することが可能になる。
また、通信した際、「極意」という魔法データを入手でき、それを仲間にセットさせることで通信相手の魔法を使用することができる(ただし、極意の魔法は成長しない)。
そして、以下の特殊条件を満たせば、特別な属性魔法も使用できる。
  • 初期選択属性と同じ属性を持つ「アミーゴ」が5人…愛魔法
  • 100人と「アミーゴ」する…闇魔法(主人公の属性が闇に変わり、コスチュームも変化)
  • 上記の条件を満たした上で光以外の全魔法を習得…光魔法(主人公の属性が光に変わり、コスチュームも変化)
レッツおんせん
本編中、光のプレーンの文鳥温泉に一度でも入っていれば可能になる。お互いの温泉に入ることで、主人公の能力を上昇させることができる(上昇するステータスは温泉の種類によって異なる。また、同じ種類の温泉に入り続けると能力上昇の確率が減る)。
また、一定回数レッツおんせんを行うごとに、本編で文鳥の女将から増築を依頼される。そのときに一定額を支払えば、ワンランク上の温泉が増築される。そのとき増築される温泉は主人公の成績表のランクによって変わり、最終的には6種類の温泉に変化する。
温泉の種類
  • 回復の泉(初期状態)
  • 大浴場(改築1回目)
  • 大岩温泉、石灰棚温泉、五右衛門風呂(改築2回目、どれになるかは成績表のランクで決まる)
  • 滝の湯、ジャグジー(改築3回目、成績表のランクにより変動。)
  • ローマ大理石風呂、ジャングル風呂、ひのき風呂(改築4回目、成績表のランクにより変動)
  • 宝石の泉、パラダイス風呂、アジアンリゾート、御殿風呂、赤池地獄、ドラム缶風呂(最終改築、成績表のランクにより変動)
レッツたいせん
名前の通り、現在のデータ同士を戦わせる。基本的には通常の戦闘と同じであるが、特別なルールも設定されている。一定数の勝ち数と勝率によって能力ボーナスが付く「称号」が変化する。必ずターンの始めに精霊が3体ランダムに召喚される。

世界設定

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本作の世界はプレーンと呼ばれるフィールドが多数存在する並行世界となっている。ゲーム中では四つのプレーンを冒険することになる。プレーン間の移動は主に魔導力バス(通称『魔バス』)のワープで行う。

物質プレーン
主人公達が普段生活しているプレーン。コヴォマカ王国という全体を国が統治している。ゲーム中では主人公達が通う魔法学校ウィル・オ・ウィスプと臨海学校のヴァレンシア海岸のみ登場している。
光のプレーン
全体的に穏やかな雰囲気を持つプレーン。パペット族、愛の大使、ドワーフなどが生活している。プレーン中央には魔物の巣窟となった「光の宮殿」レーミッツ宮殿や古代機械が住む浮遊遺跡ベナコンチャ遺跡がある。「レッツおんせん」の文鳥温泉もこのプレーンにある。
闇のプレーン
密林、氷の島、砂漠、火山と様々な環境が混在するプレーン。ヴォークス族やニャムネルト族などが村を作って生活している。エニグマの故郷であり、多くのエニグマが住んでいる「エニグマの森」がある。また隠しダンジョン、ガラムマサラの入り口もこのプレーンにある。
死のプレーン
まがまがしい空と荒れ果てた大地が特徴的なプレーン。死と再生をつかさどる世界で、このプレーンで死ぬと魂は無に帰してしまうといい、エニグマも例外ではない。それでもツボやマッドマン達の村があり様々な種族が生活している。死のプレーンの奥には転生を司る洞窟「モギナス魔窟」がある。
水のプレーン
名前のみ登場。ウォーターピープルが住んでいたらしい。
火のプレーン
名前のみ登場。ミーロリ銀貨が使われている。ラキューオには以前火のプレーンに居たと話す星がいる。

あらすじ

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昔、魔法大国コヴォマカ国にて、平和と平和の間に三日間「戦争」が起こった。戦争自体、国民には伏せられていたが、その「戦争」後、一人の男が次なる戦いに備え、走り回っていた。

それから数年。幼い頃からあちこちにいる様々な精霊を見たり会話したり出来、そのせいで周囲から気味悪がられ敬遠されていた主人公(男女選択可能)は、ウィル・オ・ウィスプ魔法学校長グラン・ドラジェの誘いで、ウィル・オ・ウィスプへ入学することとなる。

ある日、ウィル・オ・ウィスプの生徒達はヴァレンシア海岸まで臨海学校に行くことになった。 この地は毎年臨海学校に参加した生徒が数人行方不明になるといういわく付きの場所だったが、今回も予定通り実施された。

始めはそれぞれ有意義な時間を過ごしていた生徒達だが、夕方、海岸に突然謎のモンスター「エニグマ」が現れ、生徒たちを全員さらう。

キャラクター

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魔法学校のクラスメイト

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主人公(男女選択)
種族は人間。精霊とおしゃべりが出来る不思議な子。男の子は14歳、身長154cm、体重46kg。女の子は14歳、身長154cm、体重40kg。属性は光・闇・愛以外の好きな属性を選べる。パーティには必ず参戦する。「アミーゴ」をすることによって、最初に選べなかった属性の魔法も習得可能。ちなみにアミーゴ回数100回で闇の属性、同属性を5回以上アミーゴすると愛属性、光以外の全ての魔法レベルを18まで上げる(=光属性以外の魔法を全て覚える)と光の属性を覚える。光と闇属性は外見が変化する。
男の子はHPと力、守りに優れる反面、MPと速さに劣る。女の子はMPと精神、速さに優れる反面、HPと力に劣る。特殊能力は精霊と仲良くなれること。
キルシュ・ピンテール
種族は人間。15歳、誕生日11月30日、射手座、O型、身長157cm、体重47kg、好物きしめん、15歳。属性は火。
スポーツ好きだが上手くない男の子。かなり熱血な性格で、曲がったことをひどく嫌っている。また、クラスメイトのピンチには真っ先に駆けつける思いやりも兼ね備える。勉強は苦手で、テストでも常に悲惨な点数を取るが、正解が一つでもあると舞い上がってしまうため気にしている様子は伺えない。負けず嫌いで、勝てるまで挑み続けるしつこさがある。アランシアとは幼馴染み。最近はキャンディに夢中になっている。
「キルシュ」はドイツ語でサクランボという意味で、同果実のリキュールを一般には指す。
HP、力、守りに優れる反面、MP、精神に劣る。MP回復のツボを使用した際、たまにミミズグミを見つける特殊能力を持つ。
キャンディ・ミントブルー
種族は人間。身長150cm、体重38kg、誕生日9月22日、乙女座、AB型、好物甘い物全般、13歳。属性は風。
キルシュの幼馴染で、おしゃべり好きで積極的な性格をしている。風属性らしく、グラン・ドラジェがデザインした服を来ている。華やかな外見の割に努力家で、親から厳しい発言を受けている。また、勇気が持てない自分を嫌っている。ガナッシュに想いを寄せる一方、キルシュの気持ちにはこれっぽっちも気付いていない。成績は一番ではないが、全体的には良い。趣味はきれいなハンカチを集める事。
MP、速さ、精神に優れる反面、HP、力、守りに劣る。消すのにカエルグミが必要なボンバーポットを、コスト無しで消せる特殊能力を持つ。
カベルネ・チープトリック
種族はパペット。身長165cm、体重40kg、誕生日10月18日、天秤座、?型、好物ハンバーグ、13歳。
属性は毒。「…ヌ〜」が口癖。イタズラ好きで甘えん坊な男の子。物事を悲観的に考える癖がある。頭に(彼に魔法を教えた)カエルが住み着いている。また、その師匠からカエルグミを取るのを禁止されている。昔ブルーベリーをいじめていたことがあるが、レモンに仕返しをされてからはやめた。兄のシャルドネとガナッシュの姉・ヴァニラの過去を知っており、ガナッシュとも古馴染み。
「カベルネ」は赤ワイン用の高級なブドウの品種。
各能力のバランスがとれている。フィールド上でカエルグミを捕獲しなくなる特殊能力を持つ。
シードル・レインボウ
種族は人間。身長168cm、体重55kg、誕生日11月11日、蠍座、O型、好物ワケノシノス(コヴォマカ名物のイソギンチャク料理。湾が汚染されて以来めったに食べられなくなってしまった今では幻の料理)、14歳。属性は美。芸術にうるさい、絵が得意な男の子。抽像画をよく描く。そのの才能は幼い頃からいかんなく発揮され、10歳で個展も開いている。最近は描きたいテーマが無いらしい。従妹のスフレに絵を教えている。年齢の割にはキザで皮肉っぽい発言が多い。現実主義で噂話を信じない。
MPや精神に優れる反面、HP、守り、速さに劣る。闇の桜文鳥を動かす特殊能力を持つ。
カシス・ランバーヤード
種族は人間。身長175cm、体重60kg、誕生日12月25日、山羊座、A型、好物だだちゃ豆(巨大な緑褐色の大豆)、16歳。属性は刃。裏の世界ともつながりがある、ニヒルな男の子。1対1の戦いで負けないために刃の魔法を極めようとしている。幼い頃に父を亡くしているが、その理由は知らないらしい。ナイフ集めが趣味。料理は得意。ナンパな性格だが本質は義理堅い。斜に構えた者同士でシードルとは心通うところがある。
「カシス」とは黒すぐりというベリー類のフランス語名である。なお、死のプレーンに登場する闇の精霊ニルヴァたちの王「ブラックカラント」とはカシスの英名である。
力や速さに優れる反面、守りと精神に劣る。精霊との交渉でカエルグミを捨てた際、捨てたカエルグミを拾いなおす特殊能力を持つ。
アランシア・スコアノート
種族は人間。身長150cm、体重40kg、誕生日10月28日、蠍座、O型、好物ハーブティー、15歳。属性は音。
音楽一家に生まれた天才児で、どんな楽器も使いこなす。彼女の音楽は素晴らしいのだが、表現が淡々としているので聴く者の眠気を誘う。真剣に話すときものんびり口調だが、怒ると普通の喋り方になる。最近キルシュがキャンディばかり気にしているのが面白くない様子。
「アランシア」はイタリア語でオレンジという意味。
MP、精神に優れる反面、HP、力、守りに劣る。宝箱に潜むモンスターとの戦闘後に、たまに金貨を見つける特殊能力を持つ。
ショコラ・クラックス
種族はマッドマン。身長218cm、体重526Kg、誕生日不明、血液型不明、好物ドリアン、年齢不詳。属性は石。
ぼんやりとしていて、ぼんやりと話す男の子。そのせいかストーリー序盤ではドワーフに振り回されていた。長い間土に埋まっていたが、ある日掘り出される。だが歩くのは苦手で、マドレーヌに押してもらわないと歩けないほど。小動物が好き。頭から葉っぱが生えている。
HP、力に優れる反面、MP、速さ、精神に劣る。石を蹴った際、ミミズグミを見つける特殊能力を持つ。
セサミ・アッシュポット
種族は人間。身長120cm、体重22kg、誕生日6月29日、蟹座、B型、好物小倉トースト、10歳。属性は虫。
キルシュの弟分で、「アニキ」と呼んで行動を共にしている。大の好きで、いつもポケットに虫を入れていたり、家で大量に虫を飼っていたりする。日和見主義者で小心者なところもある。
MP、速さに優れる反面、HP、力、守りに劣る。モンスターが潜んでいる宝箱を見分けられる特殊能力を持つ。
ピスタチオ・メイプルウッド
種族はヴォークス。身長97cm、体重23kg、誕生日4月15日、牡羊座、AB型、好物ドーナツ、12歳。属性は木。臆病だが優しい男の子。クラスメイトの中で一番魔法が下手で、成績が悪く、落第寸前。他の者の威を借りて威張ることがある。頭に被っているのは帽子でなくズボン。語尾は「っぴ」。実は潜在能力自体は非常に高く、一定のレベルに達すると能力が劇的に上がるようになる。趣味は読書だが読んでいるのは漫画という噂もある。
脅威的速さ以外の全ての能力に劣るが、前述したようにある時を境に激変する。HP回復のツボを使用した際、たまにカエルグミを見つける特殊能力を持つ。
オリーブ・ティアクラウン
種族は人間。身長122cm、体重25kg、誕生日5月27日、双子座、A型、好物クラムチャウダー、11歳。属性は獣。動物が好きな、優しく気弱な女の子。幼い頃から人の心が読めていたが、ある日を境に人の心を見るのが怖くなる。ガナッシュを兄のように思っている。心を閉ざしがちなガナッシュの心も分かる。
MP、力に優れる反面、HP、守りに劣る。ミミズグミの穴を調べても戦闘にならなくなる特殊能力を持つ。
ブルーベリー・レイクサイド
種族は人間。身長162cm、体重45kg、誕生日1月29日、水瓶座、B型、好物洋ナシ、15歳。属性は水。冷静な女の子。王室に仕える一家の生まれのお嬢様。「世界を変える大魔法使いになる」と予言された。とんでもない勉強家で、優等生だが、身体が弱いのであまり活発な行動が出来ない。幼い頃いじめられている時に助けてくれたレモンは親友。
MPとMP回復率、精神に優れるが、それ以外の能力は劣る。ウォーターピープルのメッセージを翻訳する特殊能力を持つ。
レモン・エアサプライ
種族はニャムネルト。身長148cm、体重35kg、誕生日8月4日、獅子座、B型、好物焼き鳥、16歳。属性は雷。男らしく活発な女の子。格闘家の一家の生まれ。しかし幼い頃の事故で兄達同様でいられなくなり魔法学校に入る。気性の荒い女の子で、ブルーベリーをいじめた男の子をボコボコにしてしまった。また、ある迷惑な種族の退治も得意。ブルーベリーをいつも守り、気遣っている。
HP、力、守りに優れる反面、MP、精神に劣る。ピラニアにぶつかった際、ブラーを支払うことなく撃退する特殊能力を持つ。
カフェオレ・ラスティネイル
種族は古代機械。身長187cm、体重20kg、誕生日不明、好物ひつまぶし、性別不明、年齢不詳。属性は古。校長先生が骨董屋で200ブラーで買ってきた。カフェオレに搭載されている機能は幻の機能と呼ばれている珍しいもの。超金属カルイカネで作られているため体重が軽い。ストーリー中、数回解体、改造されたり、パーツを取られたりしている。ニヒルでカッコイイ性格に作られている。
HP、守りに優れる反面、MP、速さ、精神に劣る。ドワーフの施設やNPCを利用可能にする特殊能力を持つ。
ガナッシュ・ナイトホーク
種族は人間。身長171cm、体重58kg、誕生日5月18日、牡牛座、A型、好物えびふりゃー、15歳。属性は闇。
クールで人付き合いを好まない男の子。闇属性の家に生まれたが為に、自分と姉のヴァニラは天涯孤独の身だと思っている。数年前に様子がおかしくなって消えた姉を探し、「エニグマ」に執着する。そっけないが優しいところもある。趣味は川辺でハーモニカを吹く事で6歳の時から吹いている。闇属性なので戦闘能力は高い。ストーリーが進むにつれ、最初は疎ましかったキャンディへの気持ちも変化していく。
全ての能力が高く申し分ないが、参入期間がごく僅かなので目立たない。特殊能力はない。
ペシュ・ファーマー
種族は愛の大使。身長100cm、体重15kg、誕生日3月14日、魚座、A型、好物イチゴ、15歳。属性は愛。生真面目で過剰な愛を持つ女の子。愛の大使としての自覚が強いためか他者を思いやる心がとても大きい。語尾は「ですの!」。学級委員長風な性格。愛の大使としては半人前なところがあるせいかピスタチオとすぐに言い合いになる。
「ペシュ」はフランス語でモモという意味。
MP、精神に優れる反面、HP、力、守りに劣る。ミミズグミの穴の戦闘後、たまに金貨を見つける特殊能力を持つ。

隠しキャラクター

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とある時、とある場所で仲間にできるキャラクターであり、仲間にできる難易度に差が大きい。

チャッピー
外観は敵モンスターそのもので、属性も虫属性。守り、速さに優れるが、HP、MP、精神に劣る。入手難易度は低い。
ツボ
ポット族の姿そのもの。古属性。HP、守り、精神に優れる反面、MP、速さに劣る。入手難易度は低い。
プッチーネ
ブッチーネ一族の子供のような姿。石属性。HP、力にかなり優れるが、MP、速さ、精神に劣る。入手難易度は低い。
どーどー
どーどーそのものの姿。音属性。HP、力、速さに優れる反面、MP、守り、精神に劣る。入手難易度は普通。
こんにゃく様
こんにゃく様そのもので、木属性。MP、精神に優れる反面、HP、力、速さに劣る。入手難易度はやや難。
文鳥
文鳥そのもので、風属性。速さ以外は全て最低ランクで、実戦には不向きにも関わらず、入手難易度は高い。
ピスカプーコ
主人公が闇属性の際仲間にできる、女の子のエニグマ。闇属性HP、力、守りに優れる反面、MP、精神に劣る。入手難易度はかなり高い。
カエルグミ
主人公が光属性の際仲間にできるただのカエルグミ。愛属性。速さに優れる反面、HP、MP、精神に劣る。入手難易度はかなり高い。
ブラウン
ブラウニー一族そのもので、光属性。全ての能力に優れる。入手難易度はとても低い。

その他重要人物

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マドレーヌ先生
魔法学校の不思議な女の先生。とてもマイペースでいつもぼんやりしていると思われがちだが、しっかりと考えて行動しており掴みどころがない。魔法の実力は一人で光・闇のプレーンを走り回りダブハスネルを一撃で倒す程。
グラン・ドラジェ
大魔法使いであり、ウィル・オ・ウィスプ魔法学校の校長。やはり謎に包まれた部分が多い。「戦争」後、彼自らが次なる戦いに備え走り回って主人公やクラスメイト達を集めた。属性は不明だが、エニグマ王のケルレンドゥも上回る力を秘めている。エンディングの1シーンで帽子の下は禿げていることが分かる。
バルサミコ
「魔バス」の運転手。種族名は不明だが姿は半漁人である。魔法学校にある機械の操作・管理も行っている。「毎年この時期何者かに校門を破壊される」という噂の犯人は彼。江戸っ子口調で、実際にも豪快で物事を深く考えない性格。妻子持ち。
ヴァニラ・ナイトホーク
ガナッシュの姉。闇の属性。力を求めてエニグマと融合し姿を消す。現在はシブスト城に幽閉されている。
シャルドネ・チープトリック
カベルネの兄で、風属性。コヴォマカの兵士。ヴァニラの恋人で、おかしくなったヴァニラを追うが、1年前に死んでしまう。
「シャルドネ」は白ワイン用の高級なブドウの品種の名前。

フィールド中に存在する主な種族達

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ヴォークス
犬型の種族で村のリーダーの統一が行き届き、古い概念や仕来りに縛られて窮屈に生活している。
ニャムネルト
猫型の種族で闇のプレーンの厳しい環境からか逞しく生き物の特性などにも詳しい。
パペット
人形のような容姿をした種族で年をとるタイプと年を取らないタイプがある。ちなみにカベルネは年をとるタイプ。
愛の大使
過剰なほどに愛に敏感な種族。女は皆可愛いが、男は皆不細工。
マッドマン
全身土で出来た体を持つ種族。からだは非常に硬いが高熱で崩れてしまうらしい。中には宝石が入っているとか。
ポット族
フィールドに点在するツボのような生命体。3種類のデザインがある。一番有名なのが雨水を溜め込んでいて体力回復できるツボ。そのほかにも、ウンチクを話すツボやカエルグミを入れると消滅するツボなど、様々な役割をもったツボがいる。また、「 - のツボ」と名のつく者には、それに関連した名前(『キヤコタ』のツボの『コター』など)がつく。
文鳥
フィールドに点在する文鳥。「ちゅん」、「じゅいー」と2種類の鳴き声を発する。特に闇のプレーンに生息する黒い桜文鳥はテコでも動かないことで有名で、動かすにはシードルの協力がいる。
どーどー
「エニグマ」の呪いでどーどーの姿を変えられた者たち。元に戻るには1000年も待たなければならない(精霊の場合のみ他に呪いを解く方法があるという)。また、どーどーの血や肉は万能薬としても有名で、乱獲されることもあるという。
こんにゃくさま
名前の通り動くこんにゃくで、「ぺたん」、「ぺたこ〜ん」が口癖。大昔、あらゆる物を切り刻む事の出来る魔剣の斬撃を受け流し、平和を齎したという言い伝えがある。現在、絶滅の危機に瀕していて、生き残りのこんにゃくさまは仲間を増やすことが出来るという「こんにゃくいも」を捜し求めて世界を旅している。
ウォーターピープル
全身水で構成された種族で、主に闇のプレーンに生息している。彼らは独特の言葉で会話するため、ブルーベリーがいないと彼らの言葉を理解することはできない。
ピラニア
ダンジョンなどで見かける種族、接触したパーティーに因縁を付けて所持金を要求してくる。断り続けるとどんどん要求額が跳ね上がってくるが、レモンがいると逆に返り討ちにしてくれる。また、手持ち金が要求額より下回っていた場合、金を払わなくても済む。さらに、一定の金額を与えると次からは……。
古代機械
1万2000年前の遺産で、光のプレーンのベナコンチャ遺跡などで稼動している。カフェオレと同じく、独特のフォントを持つカタカナでしゃべる。ちなみに、彼らの頭脳は「人工知能ケロケロα」。
死のプレーン以外で命を落とした魔法使いがなる姿。ラキューオから死の回廊を通り、転生する。過去の記憶が入り混じった状態で生まれる。
カエルグミ
フィールドに出現するカエル型のグミで、緑青赤の3種類が存在する。捕獲することでHPを回復するアイテムとして使うことが出来る。但しカベルネがいるときは絶対に捕まえることが出来ない。また、捕まえすぎると仲良くならない精霊もいる。
ミミズグミ
フィールドに出現するミミズ型のグミで、黄赤の2種類が存在する。捕獲することでMPを回復するアイテムとして使うことが出来る。但しプレイヤーが近くに来ると穴の中に隠れてしまい、穴と接触するとモンスターが出現し戦闘になってしまう。オリーブがいれば戦闘を回避できる。
ドワーフ
ひげを生やした職人肌の種族。古代機械やマジックドール等の構造に詳しくそれらの改造や製作を受け持つこともある。光のプレーンのキード・モンガを総本山とするが身分の差が激しく身分が低いと入ることすら出来ない。
ピップルス
チーズ作りが得意なネズミの種族で多くはラロッシュの塔で生活している。ヤクザ物が多く中には話しかけただけで戦いを仕掛けてくる者もいるが、情に篤いものもいる。
ツリーマン
闇のプレーンで生活している種族で植物のような容姿を持つ。また一部のものはマドレーヌ先生のことを知っている。
ブラウニー
自称世界を創ったものたち。ヒゲが特徴とドワーフと混同されることもあるが、ドワーフが仕事熱心なのに対してブラウニーは怠けることが多く場合によっては眠ると魂が抜け出してしまうこともある。
パイライト
正方形の石に顔が刻まれたような種族。ひらがなと「プププ」の語尾で話すのが特徴。

エニグマ

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臨海学校で主人公達を襲った異生物。5種類の種族が存在する。

魔力の高い生物と「融合」することで自身を強化することができるため、融合に適している魔法学校の生徒達を誘拐している。また死のプレーンで倒さない限り再び転生してしまうという習性を持ち、全てのエニグマが闇の属性を持つ。今では魔法学校の卒業生の五人に一人はエニグマ憑きとまで言われ、着々とコヴォマカを裏から征服しようとしている。なお、融合は憑りつかれた側の強い意思があれば解除可能だが、憑りつかれた側は魔力を全て失ってしまう。

そもそも魔法は彼らからグラン・ドラジェに伝わったものであり、魔法を使う限り彼らとの接触は避けては通れない。

※が付くものはストーリー中には登場せず、隠しダンジョンのみの登場である。

プーク族
エニグマの中では最下級の存在。丸みを帯びた体が特徴。かみつきと闇のガス攻撃を得意とする。
ピスカプーク
体は青色。一番数が多く下っ端の立場にある。主に融合に適した魔法使い達を襲撃するのが主任務。それほど強くはなく、やられ役の印象が強い。
ザフロピーク
プーク族の変種。体の色はオレンジ色。エキウロクリュの指示によって動き出し、クラスメイトのうち6人を闇のプレーンに引きずりだした。主人公たちがエニグマの森で複数相手に戦うのを最後に出現していない。他のエニグマより声が高めなのが特徴である。
ベオルピーク
プーク族族長。体の色は薄紫色。動きが素早い。高度な魔法も唱えられるが本編未使用である。
ネイラ族
プーク族より一級上のエニグマで、胴体に特有の角が生えている。なぐる攻撃と魔法が得意。
ヴァルカネイラ
体の色は青緑色。エニグマの中では珍しく変身能力を有している。高度な魔法も使えるようだがゲーム中で使用することはない。アランシアに変身して主人公達を自分に有利な暗い洞窟へ誘い込んだ。
アラクネイラ
ネイラ族の変種で、強いエニグマと共に戦うという卑怯な性格をしている。
パラズネイラ
ネイラ族族長。闇以外の魔法も使えるようだが本編では未使用。
ハスネル族
エニグマの中では中間的な能力を持ち、ムカデを思わせる風貌のエニグマ。非常に知的で集団戦を基本とする(他種類のエニグマを従えることも多い)。かみつきと圧縮攻撃を戦力として使う。
ダブハスネル
体の色は青。初登場ではレーミッツで1体がレモンを追い回し、倒した後に他の2体と共に3体掛りで主人公達に襲い掛かった。「魔法学校の生徒の5人に一人はエニグマ憑き」という台詞を残した。
ラドハスネル
ダブハスネルそっくりな亜種。体の色は青緑。ハスネル族の中ではパシリ的な身分におかれている。エニグマの頂点に立ちたいという希望を持っているが劇中ではそのような描写は一切ない。闇のプレーンで自責の念に駆られるセサミと融合を企む。
ピグハスネル※
ハスネル族の族長。赤い甲羅がトレードマークで、非常に打たれ強い。
クリュ族
不気味な単眼を隠し持つ8本足のエニグマで、ケルレンドゥ族の次に強い。単眼からは麻痺爆弾を発射し、ブラックホールでとどめを刺す。
エキウロクリュ
元クリュ族長でありながら、前エニグマ族長であるケルレンドゥを殺害してエニグマ族長に成り上がった野心家。事実上今回の事件の主犯である。闇のプレーンでピスカプークの大群がマドレーヌによって倒された後、クラスメイトの行方を問うマドレーヌに応じるために初登場。その後クラスメイトの約半数を闇のプレーンに引きずり出させた。体の色は焦茶色である。
ゾダウロクリュ※
クリュ族の現族長で、歴代の戦争を引き起こした張本人。
ブロムゲクリュ※
クリュ族の変種で、周囲の者に容赦なく襲いかかる。
ケルレンドゥ族
エニグマ最強の種族で、悪魔のような体に鉄骨の翼が生えており、触手状の物体が絡まった下半身をもつ。ケルレンドゥのみ姿が2つある。波動攻撃と「暗黒の太陽」という強力な闇の魔法を使う。
ケルレンドゥ
本作の劇中での最終ボス。体はオレンジ色。転生を繰り返し行うことで、自身を強化してきたエニグマの族長。長らくリーダーに君臨していたが、昔グラン・ドラジェに敗れたことがきっかけで威信が落ち、ストーリー中でエキウロクリュに暗殺されるが、実際はエキウロクリュに勝てると分かっていながら、威信回復のため転生を選んでわざと敗れた。別々の属性を司る四つの手を従えた風船のような姿(変身前)と、悪魔のような風貌(変身後)の姿がある。変身前は口からのガスとレーザー光線を武器とし、変身後は波動と強力な闇魔法で攻撃する。
ディニレンドゥ※
ケルレンドゥの分身。そのためか倒されても死ぬことはない。体は緑色。
ゲウグレンドゥ※
ケルレンドゥの力をはるかに超える伝説のエニグマ。実質本作最強モンスターである。体は紫色。その頭脳は世界の全てを知っているといわれている。
ユゥヴェック
ケルレンドゥの先代であるエニグマの族長で、ゲーム中は名前しか登場しない。エニグマがまだ他種族と友好的だった時代の族長であり、グラン・ドラジェと結託して彼らに魔法を伝えた。ケルレンドゥとは敵対しており、現在はグラン・ドラジェと融合している(なお、グラン・ドラジェは魔法の真理へとっくに辿り着いているため魔力増幅はもう必要なく、あくまでエニグマたちへの威嚇目的である)。そのためケルレンドゥは大々的にコヴォマカ(物質のプレーン)を襲撃することができず、内部からの崩壊を狙う手段を取っていた。

精霊

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全部で16種存在する精霊たちで、1種に付き7体まで仲間にすることが出来る。仲間にした精霊の数だけ、「コール○○」、「ダブル○○」(○○には精霊の名前が入る)で呼べる精霊の最大数が決まっていく(ただし、戦闘開始時の精霊や敵のコールはその数に含まれない)。また、一部のダンジョンでは一定数の精霊が仲間になっていないと通れないところもある(ゲームの進行自体には問題ない)。仲間にする際には、「精霊ごとのシンボルに話しかける」ことと、「精霊ごとの要求にこたえる」必要があり、その条件はストーリーの後半に進むほど厳しくなっていく。また、精霊によっては特別な条件がある場合もあるため、全精霊をコンプリートするのはかなり難しい。

火の精霊 トースト
シンボルは蝋燭(ロウソク)。丁寧口調。仲間にする際には「ミーロリ銀貨」を要求された枚数渡せばよい。ただし、「ずんどこ穴」にいるトーストは、他のドワーフを呼び戻して掘り進むといなくなってしまうので注意が必要である。
風の精霊 エア
シンボルは羽根。「あのね」と「なの」が口癖。仲間にする際には「ラシモフ銀貨」を要求された枚数渡せばよい。また、最初のエアだけは特別な方法で仲間になる。
毒の精霊 ブー
シンボルは液体が入ったビン。おそ松くんのイヤミのような口調で、「ざんす」を語尾につける。仲間にする際は「シビナのしっぽ」を要求された数渡せばよい。
美の精霊 パウダー
シンボルは手鏡。プライドの高い精霊である。仲間にする際には「ガニック金貨」を要求された枚数渡す。ただし、パウダーはミミズグミを嫌うため、一定数以上のミミズグミを持っていると取引前に帰ってしまう。あまりにもひどいと、この世のものとは思えないうめき声を上げてしまう。そのときはミミズグミの数を売るなり捨てるなりして、所持数を減らしてから再び話しかけなければならない。また、パウダーが仲間になっている状態でミミズグミを捕獲し一定数以上所持していると、全て捨てるように言ってくる。捨てればその後何回言われても差し支えないが、その要求を無視してしまうと、パウダーが1体去ってしまう上に2度と戻らず、精霊コンプリートが不可能となる。
刃の精霊 スラッシュ
シンボルは。堅苦しいしゃべり口調が特徴。仲間にする際には「キャムティ金貨」を要求した枚数渡す。ただし、取引前に、所持しているカエルグミを全て捨てておかなければならない。捨てなければ相手にもしてもらえない。ただしパーティにカシスがいれば、取引後に捨てたカエルグミを全部拾い直してくれる。また、パウダーと違ってカエルグミ所持数制限はない。
音の精霊 ハミング
シンボルは音符。「ハモニック金貨」を要求された枚数渡すことで仲間になる。また、アランシアがパーティにいて、アイテム「小さいオカリナ」を持っていれば、要求される金貨の数を減らすことが出来る。
石の精霊 フリント
シンボルは(普通の岩と全く同じデザイン)。「ごっつーん」が口癖。仲間にする際は「カエルグミ青」を要求された数渡せばよい。ただし、ミミズグミ捕獲数(ミミズグミを直接取った数なのでショコラやキルシュの特技は含まれない)が一定以上でないと出現しない。
虫の精霊 バズ
シンボルは小さい虫の群れ。「でち」が口癖。仲間にする際は「ミミズグミ黄」を要求された数渡せばよい。ただし、見つける際には(一体目以外)「虫メガネ」が必要。
木の精霊 スティック
シンボルは木の。「ぐり」という語尾が口癖。仲間にする際には「まつぼっくり」を要求された数渡せばいいが、後半のスティックは「まつぼっくり」を拾った数を一定数以上にしないと出現しない。
獣の精霊 ガル
シンボルは獣の足跡。「ガス」が口癖。仲間にする際は「マヒナのしっぽ」を要求された数渡せばよい。
水の精霊 フロー
シンボルは水溜り。少し探しづらい。仲間にする際には「クレセント銀貨」を要求された枚数渡せばよい。
雷の精霊 テスラ
シンボルは電球。同じ単語を何度もしゃべる癖がある。仲間にする際には「ヘリオン金貨」を要求された枚数渡せばよい。
古の精霊 クロック
シンボルは歯車。口調は老人風。仲間にする際は「アルティ銀貨」を要求された枚数渡せばよい。ちなみに、1体だけ特別な出現条件がある。
闇の精霊 ニルヴァ
シンボルは頭蓋骨。「ギャ」が口癖。仲間にする際は、戦闘で勝利する必要がある。また、「カエルグミ捕獲数」が一定値に満たないと、シンボルが出現しない。最後のニルヴァは闇属性主人公のみいけるダンジョンの最深部に出現し、事前にカエルグミを1000匹以上捕獲することが条件となる。ただし、主人公が光属性になるとダンジョンに入れなくなる点に注意が必要である。
光の精霊 ルクス
シンボルは。宿屋やダンジョンに出現するが宿屋の場合は出現ポイントで一定時間(約40秒ほど)待つ必要がある。仲間にするアイテムは必要ないが、闇の精霊ニルヴァを嫌っているため、一定数以上(後半のルクスほど条件が厳しい)のニルヴァがいると、仲間にならずに消滅してしまう。光属性主人公のみいけるダンジョンにいる最後のルクスは、「ニルヴァ1体」までならば仲間になってくれる。
愛の精霊 ウィッシュ
シンボルはハート。仲間にする際のアイテムは必要ないが、「カエルグミ捕獲数」が一定値を越えると仲間にならず消滅してしまう。その条件は後半になるほど厳しくなり、最後のウィッシュに至っては、「店でカエルグミを購入」しても仲間にならない(その条件はストーリーの序盤に伏線のメッセージがある)。また、イベントによって出現するウィッシュが4体もいて、「あるイベントの結末を見ないで先に進む」「選択肢を間違う」と2度と出現しなくなるウィッシュもいるため、コンプリートを目指す際には注意が必要である。
例外1
主人公が設定時に選択した属性の精霊に限り1体だけゲーム序盤で出現する。その際に要求してくるものは、全ての精霊において「カエルグミ緑」1つである。そのため、本来登場するその属性の7体目は出現しなくなる。
例外2
レーミッツ宮殿で、愛の大使のところにどーどーを追い込んで仲間にする精霊が数体存在する。その場合、アイテムなどは要求されない(ただどーどーのいる部屋に入る為には扉に描かれている精霊が一体以上いないと部屋には入れない)。

CM

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TVCMは中島美嘉が出演した。15秒と30秒のものがある。

開発

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キャラクターデザイン及びイラストレーションは『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』の亀岡慎一が担当し、ディレクターは井上信行、音楽は増子司が担当している。 亀岡は、好きな物を作れるからそうしようという話の中で上がってきた「バトルで魔法が倍増するシステムのRPG」という提案をもとに本作を作ったと、オルトプラス代表兼ゲームクリエイターズギルド主宰の宮田大介との対談の中で話しており、ほかのRPGとの差をつけるため、世界観をどんどん足していったと述べている[3]。また、16という精霊の種類数は、『ポケットモンスター』の8種類の2倍として設定されたものの、後で後悔したとも振り返っている[3]

なお、発表当初ゲーム雑誌などに記載されたストーリーは「夏休みに学生たちがキャンプに行った際に起きた事件」となっており、『バケーション(vacation:休暇)』というタイトルはその名残である[要出典]

スタッフ

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チーフディレクター
プログラムディレクター
アートディレクター
アニメーションディレクター
サウンド
アシスタントディレクター
  • 大印健生(バトルプランニング)
  • 北上弘(マッププランニング)
メニュープログラム
  • 平石有孝
グラフィック
  • 門井元(BGデザイン)
  • 今川伸浩(BGデザイン)
  • 高橋誠(エフェクトデザイン)
キャラクターデザイン
  • 亀岡慎一
モンスターデザイン
  • 松浦聖
デバッグ
  • 田中国光
  • 七尾昌亮
  • 若林清太郎
  • 池えり子
  • 酒井理恵
  • 門井純子
  • 任天堂スーパーマリオクラブ
アートワーク
  • 中川徹
  • 川野成央
  • 北村義知
スペシャルサンクス
アドバイザー
プロデューサー
エグゼクティブプロデューサー

イベント

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2002年1月26日に大阪で、1月27日には東京で任天堂主催の『マジカルバケーション』のイベント「レッツアミーゴ」が開催された。これにより、普段通信機能を使えないプレイヤーも「アミーゴ」や温泉、対戦を楽しむことができた。

スペシャルコミック

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キルシュとセサミの視点で本作の前日談をクラスメイト達の紹介と合わせた漫画で、作者は本作のキャラクターデザインの亀岡慎一が担当(ちなみに亀岡はスクウェア入社以前に漫画家をしていた時期がある)。

初出はVジャンプ2002年1月号の別冊付録で後に集英社出版の攻略本と任天堂公式ページにも掲載されている。

脚注

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外部リンク

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