ジャンル | 縦スクロールシューティング |
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対応機種 |
アーケード (AC) 対応機種一覧
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開発元 | タイトー大阪研究所 |
発売元 | タイトー |
プロデューサー | 島本享司 |
ディレクター | 島本享司 |
デザイナー | 石川幸生 |
プログラマー |
島本享司 村田武司 阿部哲士 近藤勝裕 |
音楽 |
小倉久佳 渡部恭久 |
美術 | 石川幸生 |
人数 | 1 - 2人(交互プレイ) |
メディア |
業務用基板 (1.56メガバイト) |
稼働時期 |
1989年5月[1] |
対象年齢 | IARC:7+ |
デバイス |
8方向レバー 2ボタン |
システム基板 | Bシステム |
CPU |
MC68000 (@ 12 MHz) Z80 (@ 4 MHz) |
サウンド | YM2203 (@ 3 MHz) |
ディスプレイ |
ラスタースキャン 縦モニター 320×224ピクセル 60.00Hz パレット4096色 |
『マスター オブ ウエポン』(MASTER OF WEAPON)は、1989年にタイトーから稼働されたアーケード用縦スクロールシューティングゲーム。
家庭用は1991年にメガドライブ版が発売。アーケード移植版は2007年に発売されたPlayStation 2用ソフト『タイトーメモリーズII 下巻』に収録されたほか、2024年にアーケードアーカイブスの1作品としてPlayStation 4版とNintendo Switch版が配信された。
第3次世界大戦後、放射能汚染による環境破壊のために地球上は奇怪な生物が蔓延し、人類は絶滅の危機に襲われていた。人類は再びかつての繁栄を取り戻すために思考型コンピューター「ゴッドシステム」を造り上げた。しかし、「ゴッドシステム」は人類に対し悪夢のような独裁政治を開始。人類は個人の意思を持つことも許されず、造反した者は容赦なく処分された。だが今、失われた自由をもう一度人類の手に取り戻すために、1人の少年「ユキヲ」が立ち上がった。
主人公「ユキヲ」が搭乗するジェット機を操作し、「ゴッドシステム」を破壊する事を目的としている。
8方向レバー、2ボタン(対空ショット、対地フルオートバルカン)でプレイヤー機を操作する。オプションウェポンは、右下のゲージが溜まっているときに二つのボタンを同時押しすることによって使用することができる。ゲージは時間で回復する。
全6ステージ、1周エンド。コンティニュー4回以内でクリアした場合は真のボスが出現する(ランキング画面でもコンティニューの回数が表示される)。 全体のスピードが速いため難易度がかなり高い。
当時のアーケードゲームとしては珍しく、コンティニューしてもそれまで獲得したスコアがそのまま引き継がれる。
ディップスイッチ設定により、プレイヤー機を飛行機タイプまたはバイクタイプに変更することが可能である。『タイトーメモリーズII 下巻』やアーケードアーカイブス版ではオプション設定で変更できる。どちらのプレイヤー機でもゲーム的な違いは一切ない。
当時調整等で関わった仙波隆綱は、「バイクタイプは開発当初『AKIRA』をモチーフとしていた名残で、営業サイドからの要望で飛行機に変更した」と語っている。ちなみに搭乗しているパイロットの名前はユキヲ(YUKIWO)であり、当初のタイトルも『YUKIWO』だった。
以下の文字の書かれたパネルを取得するとオプションウエポンが変更できる。ミスすると初期状態に戻る。
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 |
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1 | マスター オブ ウェポン | 1991年9月27日 |
メガドライブ | KID | タイトー | 4メガビットロムカセット[2] | T-11063 | - |
2 | タイトーメモリーズII 下巻 | 2007年3月29日 |
PlayStation 2 | タイトー | タイトー | CD-ROM | SLPM-66713 | アーケード版の移植 |
3 | タイトーメモリーズII 下巻 エターナルヒッツ |
2007年6月26日 |
PlayStation 2 | タイトー | タイトー | DVD-ROM | SLPM-55018 | アーケード版の移植 廉価版 |
4 | マスター オブ ウエポン | 2024年2月15日[3][4][5][6] |
PlayStation 4 Nintendo Switch |
タイトー | ハムスター | ダウンロード (アーケードアーカイブス) |
- | アーケード版の移植 |
評価 | ||||||||||||
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ゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』(1991年)内の「ビデオゲームフルリスト」の紹介文では、「ビルが崩れていく様子は迫力があった」と演出面に関して肯定的なコメントで紹介されている[11]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
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得点 | 2.44 | 2.13 | 2.38 | 2.06 | 2.06 | 2.00 | 13.07 |
本作の音楽は、ZUNTATAのメンバーだっだ小倉久佳からの委嘱を受けて、フリーランスのサウンドチームの「ピンチパンチ」が担当した。スタッフロールに記載は無いものの、ポニーキャニオンから販売されたサウンドトラック「タイトーDJステーション」の付属冊子では、該当のフリーランスの名が触れられている[12]。