マツバウンラン | ||||||||||||||||||||||||
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Linaria canadensis
(2007年4月27日) | ||||||||||||||||||||||||
分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Nuttallanthus canadensis (L.) D.A.Sutton (1988)[1] | ||||||||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||||||||
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英名 | ||||||||||||||||||||||||
Canada toadflax, oldfield toadflax |
マツバウンラン(松葉海蘭、学名: Nuttallanthus canadensis)は、オオバコ科[注 1]マツバウンラン属の一年草または二年草。葉の形が松葉、花がウンラン (Linaria japonica) に似ていることからこの名がついた[3]。
1年生ないし2年生の草本[4]。全体に無毛[4]。茎は細くて束生し、高さは20 - 60センチメートル (cm) になる[4]。根元から数本の小枝を横に伸ばす[4]。葉は根本付近のものは3 - 4枚ほど輪生し、直立茎のものはまばらに互生する[4]。葉身は幅1 - 2ミリメートル (mm) で細長く、やや厚みがある[4]。
花期は初夏(4 - 6月)[4]。茎の先端に2 - 4 mmの花柄がついて穂状につき、紫色の花を咲かせる[4]。萼は長さ2.5 mmで、深く5裂する[4]。花冠は横向きで、萼片の間から長い尾状の距を後方に突き出す[4]。花冠の先は5裂し、上の2裂片は反り上がり、下方の3列片は前方に出るが、そのうちの真ん中の列片だけが途中から折れ返る[4]。果実(蒴果)は径3 mmの球形で、種子は0.4 mmほどの大きさである[4]。
北アメリカ原産[4]。日本国内では、中井源によって1941年(昭和16年)に初めて向島にて発見され、和名が名付けられた[4]。その後本州、四国及び九州に帰化し、日当りの良い場所に生える。近畿地方を中心に瀬戸内海沿岸にかけて広がりを見せている[4]。
変種にオオマツバウンラン (N. canadensis var. texana) がある。マツバウンランに比べて花が大きく、中央の白斑がないのが特徴。