マリエット・ダンギャン(Mariette d'Enghien, 生没年不詳)は、15世紀初頭、ヴァロワ朝時代フランスの貴族女性、公妾。
モンス城代を務めたジャック・ダンギャン(Jacques d'Enghien)の娘で、出生時の名前はヨランド・ダンギャン(Yolande d'Enghien)といった。祖父や伯父からウィエジュ(Wiège)とファニョール(Fagnole)の所領を相続した。
1389年、フランス王シャルル6世に侍従として仕えるカニーの領主オーベール・ド・フラマン(Aubert Le Flamenc)と結婚した。シャルル6世の弟オルレアン公ルイの妾となり[1]、1402年公爵の子ジャン・ド・デュノワを出産した[2](これが彼女の主なフロルイトゥとなる)。没地はクレー(現オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏イゼール県グルノーブル郡)。