マルケッルス (Marcellus) は、古代ローマの家族名。プレブス系のクラウディウス氏族に属した名家で、「マルケッルス」は軍神マルスに由来する。「ll」の表記は促音で表記せず無視されることも多いためマルケルスとも書かれる。
第二次ポエニ戦争の将軍で「ローマの剣」と称されたマルクス・クラウディウス・マルケッルスが著名である。またこのマルケッルスがシチリア島を征服したため、この島の第一のパトロヌスとして知られていた。
以降名門として多くの元老院議員を輩出したが、アウグストゥスの婿となったマルクス・クラウディウス・マルケッルスの若死をもって断絶した。
マルケルス家の人物としては以下などがいる。
後に2人のローマ教皇がこの名を名乗っている。