マルコメ株式会社(英: Marukome Co.,Ltd.)は、長野県長野市安茂里に本社を置く、味噌を中心とする日本の食品メーカーである。
コーポレート・メッセージは「日本のあたたかさ、未来へ。」である。
創業は安政元年(1854年)である。日本を代表する味噌メーカーの一社として知られる。従来、味噌や醤油は地域嗜好性が強い商品で、各地方の中小メーカーがひしめく中であったが、同社はいち早く「だし入り味噌・料亭の味」を発売(1982年)し、シェアを伸ばすと共に、今日まで発売され続けるロングセラー商品としている。この他にも「すぐできる おいしく仕上がる」シリーズ等を発売している。
マルコメ本社。写真右端の臙脂色の建物が本社事務所、その左隣にあるのが第二工場。写真左の建物は第三工場。
- テレビCMでは、坊主頭の男の子(マルコメ君)が出てくることで知られる。マルコメ君は1977年(昭和52年)からCMに登場しており、一般公募のオーディションで選出されている。現在のCMに出てくる男の子は14代目で、2008年(平成20年)から2013年(平成25年)まで出演していた。近年はマルコメ君のCG映像を用いたCMも放送されていた。
- かつては俳優、菅原文太や、俳優でタレント、上地雄輔がイメージキャラクターを務める企業CMも放送されていた。
- 2015年現在放送されている「料亭の味」のテレビCMでは全編、日常生活をテーマにしたフルアニメーションで構成されており、短編アニメーションでアカデミー賞を受賞した実績のある映像制作会社ロボット、および新進気鋭のアニメーション会社スタジオコロリドに依頼したフルアニメーションによるテレビCMが放送されている[8]。
- 2015年におかっぱ頭の女の子(マルコメちゃん)が登場[9]。
- 2016年(平成28年)からは、ミランダ・カーをCMキャラクターに起用。かねてから私生活で味噌汁を愛飲していることによる[9] もので、ノンアルコールの米麹から作られた「プラス麹シリーズ 甘酒」のテレビCMには、第2子(エヴァン・シュピーゲルとの間に授かった男児)を懐妊していた時期に撮影した映像が2018年(平成30年)度から2019年(平成31年/令和元年)度上期まで使われた(出産後も起用終了まで放送された)[10]。
- 2017年(平成29年)3月、モーニング娘。'17をWebCM・SNS限定キャラクターに起用(同年6月末を以ってSNS活動を終了)。
- 2019年(令和元年)7月、のんを「プラス糀シリーズ 糀甘酒」のCMキャラクターに起用。
- マルコメは、社名を連呼するメロディーの商標登録を2015年9月に特許庁に出願し、2019年3月15日に登録されている(第6130365号)。このメロディーは作曲家の中谷勝昭が作詞・作曲を手掛け、1970年代からテレビやラジオCMで流れた。2011年を最後に2017年7月1日時点ではCMでは活用されていないが、翌2012年からマルコメ東京本部の最寄り駅の西武新宿線高田馬場駅でホーム発車メロディに使われている[11]。広報の須田信広は「機会があればCMでもまた使いたい」と話している[12]。
- なお、2021年6月からはプリマハムがマルコメの大豆ミート「ダイズラボ」シリーズとコラボレーションして発売している加工食品「Try Veggie」シリーズのCMとして、マルコメのテーマソングをアレンジした曲をBGMにマルコメ君を彷彿とさせる丸坊主の少年が出演する「あの歌」篇を放送している[13]。
- 生みそ
- マルコメみそ 一休さん
- 料亭の味
- 京懐石
- マルコメ君
- 本みそ無添加
- 美麻高原蔵 - 東洋水産(マルちゃん)から期間限定で発売されていたカップラーメン「マルちゃん『匠』 熟成 旨み味噌」のスープの原材料にこの味噌が使用されていた。
- 日本の恵
- 液みそ
- 即席みそ汁
- カップみそ汁
- モーニングみそ汁[14][15] - モーニング娘。'17とのコラボレーション商品。2017年3月 - 9月までのコンビニ専売として数量限定で販売された。後にタワーレコード、コンサート会場や通信販売でも発売。タワーレコードではいくつかの店舗にて売上チャート1位を獲得した[16]。
- フリーズドライみそ汁
- おいしく味わうシリーズ
- おいしく仕上がるシリーズ
- 一夜漬けの素
- プラス糀シリーズ
- 鶏がら塩糀スープの素
- 甘酒
- 糀ジャム
- 糀の酢
- 糀塩
- 糀のパスタソース
- 無添加 糀美人
- 米糀ミルク
- 過去に放送した番組を含む。
- テレビ
- ラジオ