マーティナ・コール(Martina Cole)は、イギリスのミステリー作家。これまでの作品は、ロンドンを舞台にした闇黒小説。
エセックス州生まれで、同地で育った。
デビュー作 Dangerous Lady (未日本語訳)が、たちまちベストセラーとなり、テレビドラマ化されて作家としての地歩を築いて以降、ロンドンの闇黒社会を描いた11作の犯罪小説を上梓、いずれも人気作となっている。国外を含め300万部の売れ行きで、第10作目の作品 The Know (日本語訳未公刊)が発売から7週目にザ・サンデータイムズ(The Sunday Times - ニューズ・コープ傘下のタブロイド版日曜紙)のハードカヴァー部門でベストセラー入りした。また第4作目の The Jump (日本語訳未公刊)もテレビドラマ化されている。
日本語訳は、Faceless (日本語題『顔のない女』)ほか、短編 Enough Was Enough (『もうたくさん』)がミステリマガジン2003年5月号に日本語訳され、掲載されている。