ミッチャー (駆逐艦)

艦歴
発注
起工 1949年10月3日
進水 1952年1月26日
就役 1953年5月15日
退役 1978年6月1日
その後 1980年7月にスクラップとして売却
除籍 1978年6月1日
性能諸元
排水量 基準:4,271トン、満載:5,281トン
全長 493ft (150 m)
全幅 49' 9-1/4" (15.2 m)
吃水 20' 11-3/8" (6.4 m)
機関 フォスター・ホイーラー缶4基
GE蒸気タービン2基
2軸推進、80,000shp
最大速力 34ノット (63 km/h)
航続距離 4,000カイリ(20ノット時)
乗員 士官、兵員337名
兵装 (竣工時)
54口径127mm単装砲 2基
50口径76mm連装砲 2基
20mm連装機関砲 4基
533mm連装魚雷発射管 2基
Mk.108対潜ロケット発射機 2基
爆雷投下軌条 1条
(改装後)
54口径127mm単装砲 2基
Mk 13単装SAM発射機 1基
Mk 16アスロック8連装発射機 1基
Mk 32 3連装短魚雷発射管 2基
モットー Audette Imperio

ミッチャー (USS Mitscher, DD-927/DL-2/DDG-35) は、アメリカ海軍駆逐艦ミッチャー級駆逐艦のネームシップ。艦名はマーク・ミッチャー提督に因む。

艦歴

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当初は DD-927 (駆逐艦)として指定されたミッチャーは1949年10月3日にメイン州バスバス鉄工所で起工した。1951年2月2日に DL-2 (嚮導駆逐艦)に艦種変更され、1952年1月26日にミッチャー夫人(ミッチャー提督の未亡人)によって命名、進水し、1953年5月15日に艦長テレル・H・W・コナー中佐の指揮下就役した。

キューバ沖での初期整調訓練の後、グアンタナモ湾での整調巡航を1954年8月31日に完了して、ミッチャーはさらなる改修のためボストンに帰還した。その後ロードアイランド州ニューポートを母港に指定され、1956年1月3日まで東海岸沿いに訓練に従事し、イギリスドイツフランスへの親善訪問に向かう。母港には2月10日に帰還した。その5年にわたって東海岸沿いの作戦活動に従事し、NATOの演習で毎年北部もしくは東部大西洋へ展開した。

1961年2月9日、ミッチャーは新たな母港のサウスカロライナ州チャールストンを出港し、最初の半年間の地中海配備に向かった。同様の配備は続く4年にわたって行われ、第6艦隊との演習およびNATOの演習に参加した。地中海配備中の1964年8月、アメリカ人脱出支援のためキプロス島沖で活動し、その後スエズ運河を通過、紅海およびペルシャ湾で哨戒を行った。

1966年3月2日、ミッチャーはフィラデルフィア海軍工廠に向けてニューポートを出航した。同工廠でミサイル駆逐艦への改修が1966年3月18日から1968年6月29日までかけて行われ、DDG-35 (ミサイル駆逐艦)へ艦種変更された。ミッチャーは1978年6月1日に退役し、同日除籍された。その後1980年7月にスクラップとして売却された。

外部リンク

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