ミュージック・フォー・ネイションズ Music for Nations | |
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親会社 | ゾンバ・ミュージック・グループ |
設立 | 1983年 |
設立者 | マーティン・フッカー |
現況 | 2004年消滅 |
販売元 | ゾンバ・ミュージック・グループ |
ジャンル | ヘヴィメタル |
国 | イギリス |
本社所在地 | 333 Latimer Road London W10 6RA イングランド[1] |
ミュージック・フォー・ネイションズ(Music for Nations)は、かつて存在したイギリスのインディペンデント・レコードレーベル。主にヘヴィメタルやロックを対象にしている。MFNと略されることもある。世界最大のインディペンデント・レコード会社であったゾンバ・ミュージック・グループの子会社であった。2002年6月にゾンバ・ミュージックがBMGに買収され、BMG傘下のゾンバ・ミュージック傘下のレコード・レーベルとなった。サブ・レーベルに、アクティブ・レコード(Active Records)、アンダー・ワン・フラッグ(Under One Flag)、ビデオ・フォー・ネイションズ(Video For Nations)、ラフ・ジャスティス(Rough Justice)がある[2][1]。ミュージック・フォー・ネイションズのリリースしたアルバムの多くが、フランスでプレスされている[1]。
1983年に、マーティン・フッカーによって設立。設立後、間もなく契約したタンクやメタリカ、スレイヤー、メガデス、Exciterらによって、ミュージック・フォー・ネイションズはヨーロッパでも有数のヘヴィメタル、ロックレーベルとなった。特にメタリカは、ミュージック・フォー・ネイションズでリリースした3枚のアルバムがゴールドディスクとなっている。ミュージック・フォー・ネイションズが成長するにつれ、アメリカからのライセンスリリースだけでなく、自レーベルでの契約も行うようになる。それらには、パラダイス・ロスト、オーペス、アナセマ、クレイドル・オブ・フィルス、テスタメントといったバンドが含まれ、その他、数えきれないメタルバンドのアルバムがリリースされた。ミュージック・フォー・ネイションズは、クラシック・メタルとも契約しており、ミュージック・フォー・ネイションズ在籍中にイギリスでトップ40に入るアルバムをリリースする、Tigertailz[3]のような、イギリスのバンドもいた。
ゾンバ・ミュージックの親会社であるBMGがソニー・ミュージックと合併し、ソニーBMGとなった2004年に、レーベルが公式に閉鎖される[1]。このレーベルのカタログ(ロスト・ホライズンからフランク・ザッパまでがタイトルされたこともある)は親会社である、ゾンバ・ミュージック・グループで保持されることとなった[4]。