ここでは1884年に、アメリカ合衆国ウィスコンシン州ミルウォーキーを本拠地として、ユニオン・アソシエーションに加盟していたミルウォーキー・ブルワーズ(Milwaukee Brewers)について述べる。この球団の他の愛称としては、"Unions"(ユニオンズ)、"Grays"(グレイズ)、"Cream Citys"(クリームシティーズ)など。
1884年のシーズン終了を待たずに解散してしまったウィルミントン・クイックステップスの後釜として、ユニオン・アソシエーションに参加した。チームは9月27日から10月12日までのわずかな間リーグで活動し、12試合で8勝4敗という成績を収めている。理由は定かでないが、12試合は全てをホームゲームで開催し、リーグ参加中は一度もビジターになっていない。
この短い期間中に投手のエド・カーシュマンが1度ノーヒットノーランを達成し、もう一人の投手ヘンリー・ポーターがボストンを相手に18奪三振を奪うゲームを行っている(試合は4-5で敗戦)。ただチーム財政面が弱かったのかすぐに運営が破綻してしまい、同年のリーグ解散とともにチームも活動を停止した。
※順位は勝率による。
年度 | リーグ | 試合 | 勝利 | 敗戦 | 勝率 | 順位 | 監督 | 本拠地 |
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1884年 | UA | 12 | 8 | 4 | .667 | 2位 | トム・ロフタス | Wright Street Grounds |