メガロマン | |
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ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 雁屋哲 |
企画 | 池田公雄(じん企画) |
脚本 |
田村多津夫 富田祐弘 |
監督 |
長野卓 野長瀬三摩地 東條昭平 |
出演者 |
北詰優基 杉まどか 保積ぺぺ ジミー荒木 橋満耕司 高林由紀子 井上孝雄 |
オープニング | 「行け! 行け! メガロマン」 |
エンディング | 「我が心のロゼッタ星」 |
製作 | |
プロデューサー |
下村毅一 真野田陽一 山本悦夫 |
制作 |
フジテレビ 東宝株式会社 |
放送 | |
音声形式 | モノラル |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1979年5月7日 - 12月24日 |
放送時間 | 月曜日19:00 - 19:30 |
放送分 | 30分 |
回数 | 31 |
『メガロマン』は、1979年5月7日から12月24日まで、フジテレビの月曜日19:00 - 19:30枠で放送された、東宝制作の特撮テレビ番組。全31話。劇中に登場する架空のヒーローの名称でもある。
『円盤戦争バンキッド』以来、東宝が久々に制作した特撮ヒーロー番組である。
当時の新聞紙上では、第14話から『炎の超人メガロマン』へと改題されるが、タイトルロゴは変更されなかった[注釈 1]。
巨大ヒーローものとしては『ウルトラマンレオ』以来5年ぶりの作品[注釈 2]であり、背景には「ウルトラシリーズ」の再放送による第3次ウルトラブームがあった[2]。
本作品は、基本的に一話完結形式ながら、伏線を用いたシリーズ構成も考慮されており、シリーズの前半ではバリヤーパイルを使った黒星族の地球侵略作戦が段階的に進行してゆく展開、終盤には主人公の獅子堂たかしが、黒星族の地球侵略司令官となっていた双子の弟と戦わねばならなくなるというストーリーが展開された。アクションには中国拳法を取り入れている[1][2]。
小学館発行の『てれびくん』で連載された秋本シゲル(早田光茂)作画の漫画版では雁屋哲が原作(シナリオ)を書き下ろしていることが毎回欄外などでアピールされていた。
書籍『東宝特撮全怪獣図鑑』では、著作権者の了解を得られなかったとして本作品の掲載を見送っている[3]。
衛星波の再放送は、ファミリー劇場、ホームドラマチャンネル、キッズステーションで放送された実績がある。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
ロゼッタ星は、たてがみ族と黒星(こくせい)族の二つの種族が共存する美しい星だった。しかし、好戦的な黒星族は幾度となく戦いを仕掛けて来ており、度重なる民族紛争の果てにロゼッタ全土を征服。次に地球侵略を開始する。これを知ったたてがみ族の1人・ローズマリーは、拳法の達人である地球人・獅子堂剛との間に生まれた息子・たかしにメガロン・ブレスレットを託す。たかしは、炎の超人メガロマンに変身する能力を持っていたのである。一方、黒星族の総統・スメラーは「地球バリヤーパイル作戦」の司令官としてキャプテン・ダガーを任命。彼こそは幼いころに生き別れ、黒星族に育てられた、たかしの双子の弟・ひろしだった。
メガロマン | |
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身長 | 150 m |
体重 | 8800 t |
獅子堂たかしが「メガローン」の掛け声とともに、メガロン・ブレスレットを胸の前で合わせることで、爆炎の中から巨大化変身して現れる炎の超人。サイクロン・キック(旋風脚)、タイガー・クラッシュ(猛虎硬爬山)といった宇宙拳法で闘う。武器は2本のサイメガロン・ブレードと、これを変形させた長剣メガロン・ブレーダー(いずれも第7話で初使用)。このほか、劇中未使用の武器として、腹部に装備されたレーザー・ミサイルがある。必殺技はメガロン・オーラで蓄積した炎のエネルギーをたてがみから放つ超高熱火炎メガロン・ファイヤー。変身による時間制限はないが、一度メガロン・ファイヤーを使用すると、体力の回復、およびメガロン・ファイヤーの再使用に3分間を要するという弱点がある。
最大の特徴である白いたてがみや、必殺技を放つ際にたてがみを振り回すアクションは、日本舞踊の演目である鏡獅子を連想させる。
黒星族の兵士が怪獣合成装置によって怪獣化する。作戦遂行のため要塞惑星から地球に送り込まれる。
別名は、小学館『てれびくん』に準拠
擬斗の山岡淳二は第4話までは本編と特撮の両方を担当していたが、第5話以降は本編のみになり、特撮班はスーツアクターの村上を中心に自分たちで立ち回りをつけていた[4][7]。怪獣のスーツアクターを務めた竹田道弘は、山岡の演出は怪獣にトランポリンを飛ばさせるなどの無茶があったが、村上らの立ち回りはただのどつき合いであったと証言している[7]。
放送日 | 話数 | サブタイトル | 脚本 | 監督 | 特技監督 | ゲスト出演 |
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5月7日 | 1 | 燃えよ!炎の超人 | 田村多津夫 | 長野卓 | 真野田陽一 | |
5月14日 | 2 | 友情のブレスレット | 富田祐弘 |
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5月21日 | 3 | 唸れ!宇宙拳法 | 田村多津夫 | 野長瀬三摩地 | 神沢信一 |
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5月28日 | 4 | 怪獣軍団発進せよ! | 富田祐弘 | |||
6月4日 | 5 | 地球征服の第一弾! | 田村多津夫 |
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6月11日 | 6 | 見えない敵との闘い |
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6月18日 | 7 | 戦え!愛の戦士たち | 東條昭平 | 川北紘一 |
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6月25日 | 8 | 危機一髪!小さな勇者 | 富田祐弘 | 神沢信一 | ||
7月2日 | 9 | UFOが海に落ちた! | 田村多津夫 |
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7月9日 | 10 | 涙で闘え!人間兵器 | 富田祐弘 | 野長瀬三摩地 | ||
7月23日 | 11 | 地球に迫る要塞惑星! |
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7月30日 | 12 | 砕け!黒星族の野望 | 田村多津夫 |
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8月6日 | 13 | インベーダー大作戦[注釈 8] | ||||
8月13日 | 14 | 地球の子供を狙え! | 富田祐弘 | 東條昭平 |
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8月20日 | 15 | 角ミサイル!炎の超人を撃て | 田村多津夫 |
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8月27日 | 16 | 黄金仮面!地球に現わる | 野長瀬三摩地 | 高野宏一 |
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9月3日 | 17 | 怪獣秘密基地はどこだ! |
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9月10日 | 18 | 怪獣が街を消した![注釈 9] | 富田祐弘 | 東條昭平 | 神沢信一 | |
9月17日 | 19 | 半魚星人!うろこの秘密[注釈 10] | 田村多津夫 | |||
10月8日 | 20 | 怪獣軍団大襲来 メガロマン処刑作戦 - 前編 - | 伊東恒久 |
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10月15日 | 21 | 怪獣軍団大襲来 メガロマン絶体絶命 - 後編 - | 山崎晴哉 | |||
10月22日 | 22 | 奪われたメガロンファイヤー | 田村多津夫 | 深沢清澄 | ||
10月29日 | 23 | 悪魔の手から脱出せよ |
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11月5日 | 24 | ダガーは生きていた | 伊東恒久 |
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11月12日 | 25 | 涙を獅子のたてがみに! | 山崎晴哉 |
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11月19日 | 26 | 蜘蛛怪獣ズバイダーの脅威!変身できず | 野長瀬三摩地 | 高野宏一 |
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11月26日 | 27 | 原子炉爆発三秒前!光線怪獣ジャドンガ | 富田祐弘 |
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12月3日 | 28 | 必殺の戦士 野牛怪獣バッファローン | 山崎晴哉 | 上野英隆 | 神沢信一 |
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12月10日 | 29 | その怪獣を撃つな!! 戦斗怪獣テロギラス | 伊東恒久 |
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12月17日 | 30 | 総統ダガーの反撃!スパーク怪獣デスパー | 田村多津夫 富田祐弘 |
東條昭平 |
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12月24日 | 31 | 宿命の対決!メガロマン対仮面怪獣ダガー |
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この節の加筆が望まれています。 |
放送対象地域 | 放送局 | 放送期間 | 系列 | 備考 |
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関東広域圏 | フジテレビ | 月曜 19:00 - 19:30 | フジテレビ系列 | 制作局 |
北海道 | 北海道文化放送[9] | |||
宮城県 | 仙台放送[10] | |||
静岡県 | テレビ静岡[11] | |||
中京広域圏 | 東海テレビ[12] | |||
近畿広域圏 | 関西テレビ[13] | |||
岡山県 香川県 |
岡山放送[14] | |||
広島県 | テレビ新広島[14] | |||
福岡県 | テレビ西日本[15] | |||
佐賀県 | サガテレビ[15] | |||
青森県 | 青森テレビ | 木曜 17:30 - 18:00[16] | TBS系列 | |
岩手県 | テレビ岩手 | 月曜 - 金曜 17:45 - 18:15[17] | 日本テレビ系列 | |
秋田県 | 秋田テレビ | 月曜 17:00 - 17:30[18] | フジテレビ系列 | |
石川県 | 石川テレビ | 月曜 16:00 - 16:30[19] | ||
福井県 | 福井テレビ | 月曜 17:25 - 17:55[20] | ||
長崎県 | テレビ長崎 | 月曜 18:30 - 19:00[21] | 日本テレビ系列 フジテレビ系列 |
本作品のBGMは、当初からコンセプト・アルバムとして、日本コロムビアのスタジオで録音されていた。本作品の開始直後には、選曲者がアルバム用の音源からさまざまな曲を秒単位で抜粋していたが、中盤の話数からは『恐竜戦隊コセイドン』や、『イナズマン』などの流用曲が続出。東宝作品とも無縁な『イナズマン』の流用経緯については、主題歌のシングル・レコードの発売元が同じ日本コロムビアということ以外は共通点がなく、まったく不明である。
A面
B面
「平成ゴジラシリーズ」の特技監督としても知られる川北紘一は、第7話を担当した際に「2話分の特撮予算を費やし、その回のみで本作品を降ろされた」と巷間で伝えられているが、川北本人によると、実際に第7話は脚本段階で予算オーバー必至な内容で、この「一回限り」のイレギュラーな参加は、いわば外部スタッフに予算超過させる現場での「汚れ役」であり、プロデューサー自身も予算超過は承知の上でのオファーだったという。川北も「どのみち一回限り」と、火山の火口内を再現した巨大なセットを造り、セット内でのメガロマンと怪獣の闘いを、劇場映画並に手間と予算をかけ、奔放に演出したとのことで、この回の特撮は視聴者を始め、内外でも非常に評判が高かったとのこと[22]。
第3、4、20、23、26、27、最終話などでは、翌年の『ウルトラマン80』並に豪華なミニチュア特撮を披露していた。第16話からは、円谷プロダクションの高野宏一も参加している。なお、メガロマンが戦闘中に構えた際の効果音は、そのまま『ウルトラマン80』で80が構えるときの音として流用されている。
メガロマンのたてがみはかつら形式で、脱色したヤクの毛が使われている。開米プロ社長の開米栄三と若狭新一によるもので、これは開米が『マグマ大使』で考案した技法である[23]。後の映画『モスラ3』などにおいても、若狭は成虫モスラの体毛にヤクの毛を使っている。
イタリアではRAIで放送されており、Megalonsingersという歌手グループが歌う主題歌「Megaloman」とともに大人気となった。
2006年6月16日付のイタリア紙『コッリエーレ・デッロ・スポルト』の「W杯の変な髪形特集」にて、ソフトモヒカンヘアーの日本FW・高原直泰の写真が掲載された。オーストラリア戦での高原のプレーについても触れられており、「意味不明なドリブル、プレー。そして髪形は異彩を放つ」と酷評。「日本の“メガロマン”のようだ」と例えられた。
フジテレビ 月曜19時台前半枠 【当番組まで特撮番組枠】 |
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
メガロマン
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