北欧神話において、メグスラシル(古ノルド語: Mögþrasir。綴りは他にMogthrasirも。「息子を手に入れるもの」の意[1])は、『古エッダ』からの詩『ヴァフスルーズニルの言葉』、 オーディンと巨人ヴァフスルーズニルとの間の知恵比べの幕間、第49スタンザでのみ名前が挙げられる霜の巨人である[2]。
オーディンは言った。
48.
ヴァフスルーズニルは言った。
49.
これらの娘たちの正体ははっきりしない。しかし、Larringtonによると、彼女たちはおそらくノルンである。もしこれが事実なら、メグスラシルはノルンの父でもあるか、巨人と彼女たちとの血族関係を示すためのケニングに使われる人物である[3]。