『メタル・ヘルス〜ランディ・ローズに捧ぐ〜』 | ||||
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クワイエット・ライオット の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | カリフォルニア州ハリウッド Pasha Music House | |||
ジャンル | ヘヴィメタル、グラム・メタル | |||
時間 | ||||
レーベル | Pasha | |||
プロデュース | スペンサー・プロファー | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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クワイエット・ライオット アルバム 年表 | ||||
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『メタル・ヘルス〜ランディ・ローズに捧ぐ〜』(原題:Metal Health)は、アメリカ合衆国のヘヴィメタル・バンド、クワイエット・ライオットが1983年に発表した3作目のスタジオ・アルバム。前2作は日本のCBSソニーから発売されていたため、本作は母国アメリカにおけるデビュー・アルバムに当たる。ヘヴィメタルというジャンルでは最初期の全米1位獲得アルバムとして知られる[4]。
1979年にクワイエット・ライオットが一度解散した後、ケヴィン・ダブロウはダブロウというバンドで活動するが、1982年にはクワイエット・ライオットの名前を使おうと考えて、元メンバーのランディ・ローズやルディ・サーゾ(当時は2人ともオジー・オズボーンのバンドで活動していた)からも同意を得た[5]。なお、ローズは1982年3月19日に死去しており、本作のオリジナルLPのクレジットには「このアルバムはランディ・ローズの思い出に捧げられた」と書かれた[6]。そして、サーゾは1982年9月にオジー・オズボーンのバンドを脱退してクワイエット・ライオットに復帰した[7]。ただし、本作収録曲の一部ではチャック・ライトがベースを弾いている。
「カモン・フィール・ザ・ノイズ」はスレイドのカヴァーで、プロデューサーのスペンサー・プロファーの案により録音された[8]。「スリック・ブラック・キャデラック」は日本のみ発売のアルバム『暴動に明日はない (Quiet Riot II)』(1979年)で発表された曲で[9]、本作には1982年当時のメンバーによるセルフ・カヴァーが収録された。バラードの「サンダーバード」は、ランディ・ローズに捧げられた曲である[10]。
本作はアメリカのBillboard 200で1位を獲得[1]。1983年9月にRIAAによってゴールドディスクに認定され、翌10月にはプラチナディスクに認定されて、リリースから12年後の1995年5月には6×プラチナに達している[11]。また、シングル「カモン・フィール・ザ・ノイズ」はBillboard Hot 100で5位に達した[1]。
特記なき楽曲はケヴィン・ダブロウ作。8.はインストゥルメンタル。
アディショナル・ミュージシャン