メチルシアノアクリレート | |
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Methyl 2-cyanoprop-2-enoate | |
別称 Methyl 2-cyanopropenoate Methyl 2-cyanoacrylate 2-Cyano-2-propenoic acid methyl ester MCA Methyl alpha-cyanoacrylate Mecrylate 以下は接着剤の商標 Ad/here Adhere CA 7 Cemedine 3000 Coapt Cyanobond 5000 Eastman 910 Fimofix P 1048 Mecrilat Mecrilate Sicomet 7000 Three Bond 1701[1] | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 137-05-3 |
PubChem | 8711 |
ChemSpider | 8387 |
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特性 | |
化学式 | C5H5NO2 |
モル質量 | 111.1 g/mol |
密度 | 1.1 |
融点 |
-40 °C, 233 K, -40 °F |
沸点 |
48-49°C (2.5-2.7 mm Hg) |
水への溶解度 | 30% (20°C)[2] |
蒸気圧 | 0.2 mmHg (25°C)[2] |
危険性 | |
許容曝露限界 | none[2] |
関連する物質 | |
関連する シアノアクリレート |
エチルシアノアクリレート ブチルシアノアクリレート オクチルシアノアクリレート |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
メチルシアノアクリレート(英: Methyl cyanoacrylate、MCA)は複数の官能基(メチルエステル、ニトリル、アルケン)を含む有機化合物である。その化合物は低粘度の無色の液体である。主な用途は、シアノアクリレート系接着剤の主成分である[3]。その接着剤は、実に様々な商標で販売されている。メチルシアノアクリレートは、エチルシアノアクリレートほどには一般的には見かけない。
MCAは、アセトン、メチルエチルケトン、ニトロメタン、ジクロロメタンに溶解する[4]。また、水分が存在すると、急速に重合反応を起こす。
MCAのポリマーを加熱すると、硬化していたMCA、は解重合を起こし、肺や眼に強い刺激性を示す気体状生成物を発生する。MCAの職業上の暴露限界に関して、アメリカ 国立労働安全衛生研究所(NIOSH)は、8時間労働では2ppm(8mg/m3)まで、短時間では4ppm(16mg/m3)まで、とすることを勧告している[5]。