メートル・ドテル

メートル・ドテルフランス語: maître d'hôtel発音: [mɛːtʁə d‿otɛl])は、英語ではヘッド・ウェイター (head waiter)、ホスト (host)、ウェイター・キャプテン (waiter captain) などとも称され、またアメリカ合衆国ではメートル・ディmaître d'、(アメリカ: [ˈmtər d])とも称される、格式高いレストランの接客面における、あるいは、「店の前面 (front of the house)」における責任者。給仕を含む接客全般について指揮をする立場であり、日本語では、給仕長などと呼ばれることもある[1]。メートル・ドテルの職責には、ウェイターなどのスタッフの監督、客の出迎えとテーブルの割り振り、テーブル予約英語版の受付、そして、客を満足させることなどが含まれている[2][3]

フランス語の原義は「ホテルの主人」といった意味であるが、転じてレストランの給仕係の長を指すようになっている言葉であり、日本語でこの表現を用いるのは、おもに高級フランス料理店などである[4]

ホテルクルーズ客船のように、内部に複数のレストランを抱えている大規模な施設では、メートル・ドテルはしばしば、ルームサービスビュッフェも含めた、施設全体の接客の責任者であり、そうした場合、個々のレストランやダイニング・ルームの接客を務める責任者は、ヘッド・ウェイターとかスーパーバイザー (supervisor) と称される。

調理の一部をテーブルで行うようなレストランでは、メートル・ドテルが魚の骨をとったり、サラダを仕上げたり、フランベをすることもある[5]

脚注

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  1. ^ 新山勝利 (2019年9月9日). “ドラマ「Heaven?」に見る仏料理サービスの極意”. 東洋経済オンライン. 東洋経済新報社. 2020年1月29日閲覧。
  2. ^ LeTrent, Sarah (2011年9月2日). “D mystifying the maître d'”. Eatocracy. 2012年7月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年10月10日閲覧。
  3. ^ Bordelon, Grace. “What Is a Waiter Captain?” (英語). San Francisco Chronicle. http://work.chron.com/waiter-captain-28611.html 2017年4月20日閲覧。 
  4. ^ メートルドテール 宴会・料飲の仕事”. 専門学校日本ホテルスクール. 2017年5月6日閲覧。
  5. ^ Zeldes, Leah A. (October 7, 2009). “Eat this! Waldorf salad, an apple-licious fall favorite”. Dining Chicago. Chicago’s Restaurant & Entertainment Guide. 2009年10月8日閲覧。

関連項目

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