モゴヨン山脈 | |
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所在地 | アメリカ合衆国 |
最高峰 | ホワイトウォーター・バルディ(3,321 m) |
延長 | 48 km |
プロジェクト 山 |
モゴヨン山脈(英語:Mogollon Mountains、Mogollon Range ([mʌɡɪˈjoʊn] or [moʊɡəˈjoʊn]))[1] は、アメリカ合衆国南西部に位置するニューメキシコ州南西部の、グラント郡及びカトロン郡に所在する山脈である。モゴヨン山脈は主にヒラ・ナショナル・フォレスト内において保護されている。
モゴヨン山脈は、ヒラ川の西、サンフランシスコ川 (アメリカ合衆国)の東、リザーヴとシルヴァーシティの間に位置している。 山脈はおおよそ南北方向に約30マイル(48km)の長さで広がっており、サン・フランシスコ川とヒラ川を隔てる地形の一部となっている。山脈の頂上は、サン・フランシスコ川の一部と並行している国道180号線(アメリカ合衆国)から東に約24kmの場所にある。より標高が低く小さい山脈であるシエラ・アギラダは、国道180号線の西側に接している。モゴヨン山脈の大部分は、ヒラ・ナショナル・フォレスト内のヒラ・ウィルダネス内で保護されている。
モゴヨン山脈内の最高峰はホワイトウォーター・バルディであり、標高は10,895フィート(3,321m)である。これはニューメキシコ州南西部で最も標高の高い地点である。モゴヨン山脈内には、さらに5つの10,000フィート超の山頂が存在し、中でも最も有名なものはモゴヨン・バルディ(標高10,778フィート、3,285m)である。
モゴヨン山脈は、4,000万年前から2,500万年前の間に、ダティル=モゴヨン火山高原の一部として形成された。この地域に存在する温泉は、そのような火山活動の名残である。[2]
モゴヨン山脈の名前は、スペインの植民地であったヌエバ・エスパーニャ内に所在するヌエボ・レオンの統治者であったフアン・イグナチオ・フロレス・モゴヨンの名前に由来する。[3]
この地域に早期に定住した人々としては、紀元前300年から紀元1300年の間に定住していたモゴヨン文化の人々が挙げられる。後に定住した人々としては、アパッチ族のチリカワ・アパッチ及びミンブレノ・アパッチが挙げられる。ジェロニモは1829年頃、この地域で生まれたとされている。
1890年代にこの地域で鉱業が開始され、数十年間にわたり継続された。[2]
モゴヨン山脈を、約100マイル(160km)北西にある、モゴヨン・リム(アリゾナ州に所在する巨大な断崖)と混同しないよう留意されたい。