『モーテル・ショット』 | ||||
---|---|---|---|---|
デラニー&ボニー の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | アトコ・レコード | |||
プロデュース | デラニー・ブラムレット | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
デラニー&ボニー アルバム 年表 | ||||
|
『モーテル・ショット』(Motel Shot)は、アメリカ合衆国の夫婦デュオ、デラニー&ボニーが「デラニー&ボニー&フレンズ」名義で1971年に発表したスタジオ・アルバム。アコースティック楽器が多用された音楽性で、音楽評論家のJames Chrispellはallmusic.comにおいて「MTVアンプラグドの現象が起きるより何十年も前に、デラニー&ボニーはこうしたアコースティックの流儀で、アルバム1枚を満たすだけの曲を録音した」と評している[2]。
アルバムのクレジットでは、デラニー・ブラムレットとボニー・ブラムレットを含めると16人のミュージシャンの名前が記載されているが、それ以外にジョー・コッカーもレコーディングに参加しており[3][4]、また、エリック・クラプトンやスティーヴン・スティルスも参加したといわれる[3]。「カム・オン・イン・マイ・キッチン」はPayne作とクレジットされているがロバート・ジョンソンのカヴァーで[3]、この曲とトラッド・ソングの「フィーリング・バッド」は、前スタジオ・アルバム『デラニーよりボニーへ』(1970年)でもメドレーの一部として取り上げられていた[5]。ボニー・ブラムレットは、本作のクレジットにおいて「私がこのセッションで感じたことの半分でも、誰かがこのアルバムから感じてくれれば嬉しい」というメッセージを寄せている。
本作からは「愛の歌は永遠に」がシングル・ヒットしており、デラニー&ボニーのシングルとしては最高位の全米13位に達した[1]。ニュー・シーカーズは、1971年にこの曲のカヴァーをシングルとして発表しており[6]、ニュー・シーカーズのヴァージョンは全英シングルチャートで5週連続2位という大ヒットを記録した[7]。