ユニウス氏族 (羅: Gens Iunia) は、古代ローマの氏族。王政ローマ最後の王ルキウス・タルクィニウス・スペルブスを追放し、共和政ローマを樹立したルキウス・ユニウス・ブルトゥスや、ガイウス・ユリウス・カエサル暗殺に関わったマルクス・ユニウス・ブルトゥスが知られる。
プルタルコスによれば、プレプス(平民)であったマルクス・ブルトゥスはルキウス・ブルトゥスの直系ではないとする説もあるが、ポセイドニオスはこの氏族をルキウス・ブルトゥスの生き残った三男の子孫であるとしており、ルキウス・ブルトゥスの胸像の面影を残しているという指摘もあったという[1]。