ユーチャリス | ||||||||||||||||||||||||
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ユーチャリス・アマゾニカ
(Eucharis amazonica) ユーチャリス・フォルモーサ
(Eucharis formosa) | ||||||||||||||||||||||||
分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Urceolina | ||||||||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||||||||
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和名 | ||||||||||||||||||||||||
ギボウシズイセン(擬宝珠水仙) アマゾンユリ(亜馬遜百合) | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Amazon liliy | ||||||||||||||||||||||||
下位分類群 | ||||||||||||||||||||||||
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ユーチャリス(シノニム:Eucharis)または、ウルセオリナ(学:Urceolina)はヒガンバナ科に含まれている属の一つ。またはユーチャリス属に含まれていた一部植物の総称。ユーチャリス属は、ギボウシズイセン属とも称される。
南アメリカのアマゾン川流域の熱帯雨林(アマゾネス)が原産の春植え球根である。ギボウシのような葉を持つことが特徴で、花は花茎の先端にやや下向きに付いて咲く。純白の花には芳香がある。日本では花の大きいグランディフローラ種、アマゾニカ種が多く栽培される。また、決まった開花時期はなく、25-30℃程度の高温が4週間以上継続すると花芽を形成する性質を持つ。このため、条件さえ揃えば花は年中観賞が可能[1][2]。花言葉には「気品」「純真」「清純な心」「純な愛情」などがある。日本へは明治時代に到来した[3][4]。
鉢への球根の植え付けは5-7月ころに行う。土壌へ元肥を混ぜ込む必要はない。植え付けと同時期に施肥も始める。耐暑性はそれなりにあるので夏の暑さの対策はあまり必要ない。耐陰性はあるが直射日光を嫌うので、特に真夏の直射日光は葉焼けの原因になるので気を付ける。乾燥には弱いので夏は冷房の冷風、冬は暖房の温風が当たらない場所を置き場所に選ぶ。尚、本種の耐寒温度の目安である10℃を保てる環境で育てる事が出来ない場合は休眠させる。やりかたは10月頃から灌水と施肥を止めると休眠状態に徐々に入っていく。目が出ている株には20日に一度施肥を行う[1]。開花方法は前項で述べた通り、25-30℃程度の高温が4週間以上継続する環境下で育てるほか、葉が水分不足で萎れてしまう程までに灌水を止め、これを数回繰り返す方法である。ただし、後述の方法は球根が弱って枯死する恐れがあるので非推奨[5]。
鉢植えや切り花の他、本種は花の色や雰囲気から花嫁のウェディングブーケやコサージュに用いられることもある[4]。
属名(シノニム名)のEucharisは、ギリシャ語で eu+charisが語源であり、和訳すると「とても目を引く」という意味になる[2][4]。
かつてユーチャリス属との近縁種とされたいた、ユークロシア(Eucrosia)属とステノミッソン(Stenomesson)属とが統合され、現在はウルセオリナ属となっている。本項ではかつてユーチャリス属に分類されていた種を一部抜粋し掲載する。参考元はこちら。
(Eucharis sanderi)
(Eucharis × stevensii)
(Urceolina formosa)
(Eucharis moorei)