スペイン語音声学では二重母音に現れる弱い[i]の音を指し、スペイン語学では音節核母音の前のものを半子音、後のものを半母音と呼ぶ。ラテン語における後に母音が続く「子音+i」が口蓋化によりひとつの子音となった音韻変化(ch,ll,ñ の形成に影響を与えた)。スペイン語の y は母音の前に書かれる場合は半子音ではなく、子音で摩擦音で発音されるのが普通で、通例ヨッドとは言わないが、内派的位置に書かれる場合は、スペイン語の正書法では i で書かないという規則になっているので、この場合は半母音のヨッドとなる。