ライアン・フラハーティ

ライアン・フラハーティ
Ryan Flaherty
シカゴ・カブス ベンチコーチ #84
ボルチモア・オリオールズでの現役時代
(2016年6月7日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 メイン州ポートランド
生年月日 (1986-07-27) 1986年7月27日(38歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
210 lb =約95.3 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 内野手外野手
プロ入り 2008年 MLBドラフト1巡目追補
初出場 2012年4月7日
最終出場 2019年9月29日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
獲得メダル
男子 野球
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
パンアメリカン競技大会
2007 野球

ライアン・エドワード・フラハーティRyan Edward Flaherty, 1986年7月27日 - )は、 アメリカ合衆国メイン州ポートランド出身の元プロ野球選手ユーティリティープレイヤー)。右投左打。2024年シーズンよりMLBシカゴ・カブスでベンチコーチを務める。愛称はフラッシュFlash[1]

経歴

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プロ入り前

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ヴァンダービルト大学時代の2007年7月にはブラジルリオデジャネイロで行われた第15回パンアメリカン競技大会における野球競技アメリカ合衆国代表に選出され[2]、銀メダルを獲得した。

プロ入りとカブス傘下時代

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2008年MLBドラフト1巡目追補(全体41位)でシカゴ・カブスから指名され、プロ入り[3]

オリオールズ時代

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2011年12月に行われたルール・ファイブ・ドラフトにおいてボルチモア・オリオールズへ移籍した[3]

2012年4月7日のミネソタ・ツインズ戦で、終盤にマーク・レイノルズの守備固めに入り、メジャーデビューを果たした。1年目はユーティリティープレイヤーとして77試合に出場し、捕手中堅手を除く全ポジションの守備についた。

2014年3月11日にオリオールズと1年契約に合意した[4]。この年もユーティリティとして多数のポジションを守りつつ、自己最多の102試合に出場。シーズン全体の打率は.221だったものの、得点圏で.293・満塁の場面で.500とよく打ち[5]、数字以上に貢献した。

2015年は91試合に出場。相変わらず複数のポジションを守ったが、前年と比べるとポジションに偏りがあり、56試合が二塁手を守った試合数だった。打撃面では9本塁打を放ったほか、自己ベストの3三塁打を記録して引き続きパワーを示したが、打率.202はメジャーでは自己最低の数値だった。

2016年も同様の役割を担って74試合に出場。バッティング面では打率.217・3本塁打・15打点・2盗塁という成績を残した。守備面では捕手と中堅手を除く全ポジションを守った。最も多かったのが三塁手の40試合で、3失策守備率.969ながらDRSでは +6をマークした[6]。次いで13試合で守った遊撃手では、無失策であったがDRSは -2だった[6]。10試合以上で守ったのは、これら2つだけだった。また、この年は投手としても1試合登板したが、1回で本塁打1を含む被安打3、失点2を記録した[7]

2017年は、右肩の故障で5月から8月まで故障者リストに入ったこともあり23試合の出場に留まり、オフの11月2日にフリーエージェント(FA)となった[7]

ブレーブス時代

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2018年2月8日にフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結んでスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[7]が、3月22日にFAとなった[8]。3月26日にアトランタ・ブレーブスとメジャー契約を結んだ[9]。8月20日にDFAとなり[10]、23日にマイナー契約で傘下のAAA級グウィネット・ストライパーズに配属された。9月2日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[11]。オフの10月29日にFAとなった[7]

インディアンス時代

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2019年2月7日にクリーブランド・インディアンスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[12]。3月20日に一旦FAとなるが、4月1日にマイナー契約で再契約した[7]。シーズンでは開幕から傘下のAAA級コロンバス・クリッパーズでプレーし、113試合に出場して打率.263、19本塁打、73打点、2盗塁を記録した。9月1日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[13]。オフの10月31日にFAとなり[14]、引退を表明した。

引退後

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2020年シーズンからはサンディエゴ・パドレスで育成コーチ兼先乗りスカウトを務める[15]

2024年シーズンよりシカゴ・カブスのベンチコーチを務める[16]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2012 BAL 77 167 153 15 33 2 1 6 55 19 1 0 3 1 6 0 3 43 3 .216 .258 .359 .617
2013 85 271 246 28 55 11 0 10 96 27 2 0 1 0 19 3 5 62 2 .224 .293 .390 .683
2014 102 312 281 33 62 15 1 7 100 32 1 0 3 1 22 2 5 68 3 .221 .288 .356 .644
2015 91 301 267 34 54 8 3 9 95 31 0 0 2 2 26 2 4 81 8 .202 .281 .356 .637
2016 74 176 157 16 34 7 0 3 50 15 2 0 1 1 17 1 0 48 1 .217 .291 .318 .610
2017 23 43 38 5 8 1 0 0 9 4 0 0 0 0 4 0 1 10 0 .211 .302 .237 .539
2018 ATL 81 182 161 17 35 6 0 2 47 13 4 2 1 1 18 4 1 41 5 .217 .298 .292 .590
2019 CLE 14 22 21 4 3 2 0 0 5 1 0 0 1 0 0 0 0 7 1 .143 .143 .238 .381
MLB:8年 547 1474 1324 152 284 52 5 37 457 142 10 2 12 6 112 12 19 360 23 .215 .284 .345 .629

年度別投手成績

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W
H
I
P
2016 BAL 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 7 1.0 3 1 0 0 0 0 0 0 2 2 18.00 3.00
MLB:1年 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 7 1.0 3 1 0 0 0 0 0 0 2 2 18.00 3.00

年度別守備成績

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投手守備


投手(P)












2016 BAL 1 0 1 0 0 1.000
MLB 1 0 1 0 0 1.000
内野守備


一塁(1B) 二塁(2B) 三塁(3B) 遊撃(SS)
















































2012 BAL 3 3 0 0 1 1.000 28 36 56 1 13 .989 17 2 14 1 1 .941 1 0 0 0 0 ----
2013 4 26 0 0 1 1.000 65 105 176 2 52 .993 7 5 7 0 1 1.000 9 4 8 0 3 1.000
2014 3 12 0 0 1 1.000 30 47 91 2 17 .986 43 13 60 5 7 .936 29 32 51 3 10 .965
2015 11 92 2 0 8 1.000 56 88 132 1 35 .995 8 3 19 1 3 .957 15 17 17 0 6 1.000
2016 7 18 3 0 3 1.000 1 0 1 0 0 1.000 40 17 78 3 9 .969 13 12 17 0 4 1.000
2017 - 12 6 12 0 2 1.000 5 1 1 1 0 .667 5 7 5 0 0 1.000
2018 ATL 7 18 0 0 2 1.000 1 1 2 0 0 1.000 40 16 49 2 6 .970 -
2019 CLE - 2 1 4 0 0 1.000 11 5 9 0 0 1.000 -
MLB 35 169 5 0 16 1.000 195 284 474 6 119 .992 171 62 237 13 27 .958 72 72 98 3 23 .983
外野守備


左翼(LF) 右翼(RF)
























2012 BAL 7 12 0 1 0 .923 17 15 0 0 0 1.000
2014 1 0 0 0 0 ---- 1 0 0 0 0 ----
2015 1 1 0 0 0 1.000 5 6 0 0 0 1.000
2016 3 2 0 0 0 1.000 6 4 0 0 0 1.000
2017 1 4 1 0 0 1.000 1 4 0 0 0 1.000
MLB 13 19 1 1 0 .952 30 29 0 0 0 1.000

背番号

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  • 3(2012年 - 2017年)
  • 27(2018年)
  • 7(2019年)

代表歴

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  • 2007年パンアメリカン競技大会野球アメリカ合衆国代表

脚注

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  1. ^ Brittany Ghiroli (2017年8月24日). “Orioles Players Weekend nicknames explained” (英語). MLB.com. 2018年2月9日閲覧。
  2. ^ 2007 Pan American Team Roster” (英語). USABaseball.com: The Official Site of USA Baseball (2010年9月21日). 2017年7月2日閲覧。
  3. ^ a b Orioles select Ryan Flaherty from Cubs in Rule 5 draft”. The Baltimore Sun (2011年12月8日). 2018年2月9日閲覧。
  4. ^ Orioles agree to terms on one-year deals with 19 players”. The Baltimore Sun (2014年3月11日). 2018年2月9日閲覧。
  5. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』廣済堂出版、2015年、41頁。ISBN 978-4-331-51921-9 
  6. ^ a b Baseball-Reference 参照。2018年2月9日閲覧。
  7. ^ a b c d e MLB公式プロフィール参照。2019年4月28日閲覧。
  8. ^ Todd Zolecki (2018年3月22日). “Phillies grant Flaherty unconditional release” (英語). MLB.com. 2018年3月28日閲覧。
  9. ^ Mark Bowman (2018年3月26日). “Braves sign Flaherty, Bourjos to 1-year deals” (英語). MLB.com. 2018年3月28日閲覧。
  10. ^ Mark Bowman (2018年8月20日). “Fast-rising Wilson gets call for big league debut” (英語). MLB.com. 2018年8月20日閲覧。
  11. ^ Ben Weinrib (2018年9月2日). “Swanson showing pop with new batting stance” (英語). MLB.com. 2018年9月3日閲覧。
  12. ^ Mandy Bell (2019年2月7日). “Tribe signs Flaherty, Navarro to Minors deals” (英語). MLB.com. 2019年3月13日閲覧。
  13. ^ Carrasco back with Tribe, will pitch out of 'pen” (英語). MLB.com (2019年9月1日). 2019年9月3日閲覧。
  14. ^ Thomas Harrigan, Manny Randhawa and Paul Casella (November 8, 2019). “Here are every team's free agents this winter” (English). MLB.com. December 2, 2019閲覧。
  15. ^ Padres Announce 2020 Major League Coaching Staff” (英語). MLB.com (2019年12月6日). 2019年12月7日閲覧。
  16. ^ Bastian, Jordan (2024年1月2日). “Cubs announce 2024 coaching staff”. MLB.com. 2024年8月20日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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