ライスバーガー

ライスバーガー
Rice Burger
モスバーガーのライスバーガー「かき揚げ
種類 サンドイッチ(ハンバーガー)
発祥地 日本の旗 日本
考案者 モスバーガー
主な材料 米飯バンズパティ
テンプレートを表示
台湾のチキンライスバーガー

ライスバーガー英語:Rice Burger)は、ハンバーガーバンズ代わりに圧縮した米飯を使用した食品である[1]

概要

[編集]

日本ファストフードチェーン店モスバーガーが農林水産省からコメ余り問題の解決を相談されたことがきっかけで開発し、寿司ロボット焼きおにぎりなどの技術をヒントに完成させ、1987年12月に発売して[2][3][4]以来、東アジアで人気の食品となっている。かつて存在した森永LOVEではレギュラーメニューに「鮭ライスバーガー」が存在していた[5]2005年ごろより、マクドナルドでも様々な理由からアジアの店舗でライスバーガーを提供し始め[6][7]2020年2月5日日本でも『ごはんバーガー』という名称で夜間帯限定メニューとして不定期で販売開始[8]フレッシュネスバーガーは、2008年に期間限定メニューとして『スパムライスバーガー』を販売していた[5]

ファストフード店以外での提供例としては、かつてam/pmなどのコンビニエンスストアがライスバーガーを販売していた。現在はローソンセブンイレブンでも不定期で取り扱いがある。

また、2012年には東洋水産が冷凍のライスバーガーを発売した[9]

韓国ではパッバーガー(パッは韓国語で米飯を意味する)の名で呼ばれ、キムチツナをサンドした韓国スタイルのライスバーガーが販売されている[10]

脚注

[編集]
  1. ^ Harlan Walker (1996). Food on the Move: Proceedings of the Oxford Symposium on Food and Cookery. Oxford Symposium. https://books.google.com/books?id=uYqTiD7SbcQC&pg=PA68&dq=%22Rice+burger%22&hl=en&sa=X&ei=nQlDUfykBZD-rAGnvYCYBA&ved=0CEYQ6AEwBA#v=onepage&q=%22Rice%20burger%22&f=false 
  2. ^ 外食史に残したいロングセラー探訪(9)モスバーガー「モスライスバーガー」”. 日本食糧新聞電子版. 2024年5月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月24日閲覧。
  3. ^ Matthew Amster-Burton (December 11, 2008). “Rice Burgers: The Ultimate Fast Food"”. Gourmet. 2008年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年12月30日閲覧。 “2008年12月17日時点のInternet Archiveによるアーカイブページ。”
  4. ^ Pradyumna Karan (2010). Japan in the 21st Century: Environment, Economy, and Society. University Press of Kentucky. p. 229. ISBN 978-0813127637 
  5. ^ a b フレッシュネス初のライスバーガー、「スパムライスバーガー」を数量限定販売 - MONOMETRO・2008年4月15日
  6. ^ Jackie Lin (2005年2月2日). “McDonald's test drives two rice burgers in Taiwan"”. Taipei Times. 2016年12月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年12月30日閲覧。
  7. ^ Kathy Chu (2010年9月7日). “Fast-food chains in Asia cater menus to customers”. USA Today. 2016年12月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年12月30日閲覧。 “"Customers initially responded favorably to the product but eventually lost interest because rice is not something they associate with McDonald's, says Tim Fenton, the chain's president for the Asia, Pacific, Middle East and Africa region.”
  8. ^ 夜限定メニュー マックも、あの牛丼チェーンも”. 朝日新聞(2020年1月29日作成). 2020年1月30日閲覧。
  9. ^ "「Cafeごはん」5品及び「ライスバーガーCafeごはん」1品 新発売のお知らせ" (Press release). 東洋水産. 20 August 2012. 2024年11月4日閲覧
  10. ^ 온라인뉴스팀 (2014年5月21日). “요즘 대세 밥버거, 여름철 판매량도 높아 '인기 실감'”. etnews. 2016年12月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年12月30日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]